個人契約の家庭教師の相場は?|料金の仕組みや選ぶ際の注意点を独自視点で解説!

公開日:2024年2月9日

ご家庭と家庭教師の直接契約なので、上手くいけばコスパ最高な個人契約の家庭教師。気になる料金の相場や仕組みについて、初めての方でも解るように詳しく解説します。選ぶ時のポイントや注意点も独自の視点で解説します。

個人契約の家庭教師とは?

個人契約の家庭教師とは、家庭教師会社を通さず、ご家庭と講師が直接契約を結ぶ形態であり、個別のニーズに応じた柔軟な指導が特徴です。
教師とご家庭とで直接話し合う中で料金や指導内容を決めていくので、合意した場合は双方にとって最適な形で家庭教師ができます。
また、個人契約の場合、会社を通さないので中間マージンがかかりません。上手く交渉できれば毎月の費用も安く抑えられます!

個人契約の家庭教師の料金について

相場を知るためのポイント

個人契約の家庭教師の料金相場はお住いの地域や指導条件により大きく異なります。お子さんの学年や教わりたい科目数、志望校、講師の経験などの諸条件により料金が変動するため、まずは頼みたい内容を整理しておくことが必要です。
最終的な相場を知るためには、複数の家庭教師の料金(時給)を比較することが必要です。

合意の上で金額を決定

個人契約では、ご家庭と教師が話し合い、合意の上で料金が決定されます。
教師のスキルや経験に見合った適正な料金を設定し、お互いが納得できる金額が決まれば契約が成立します。一般的には家庭教師側から自身の時給が提示されており、その金額を軸に金額交渉が行われます。

安すぎる家庭教師には注意!

時給が他の同条件の家庭教師と比べて安すぎる場合、家庭教師の質や指導内容に問題がある可能性があるので要注意です。
自分の時給を著しく下げるということは、誰からも依頼されない(依頼されても長く続かない)不人気教師や問題有りの教師かもしれません。安易に安いという理由だけで選ばず、生徒の目標達成に向けて確かなサポートを提供できる家庭教師を見つけることが大切です。
人気があればあるほど、実績があればあるほど、当然ですが時給は高くなり、競争率も高くなります。質の良い家庭教師を選ぶなら相場以上の料金が必要になります。

個人契約の家庭教師の料金相場

小学生

小学生向けの個人契約の家庭教師の料金相場は、学年や指導内容によって異なりますが、低学年であれば時給3,000円前後、高学年は時給3,500〜6,000円になります。
専門的な指導や高度な知識が必要な場合はさらに料金が上がります。特に中学受験対応の家庭教師の場合、時給相場は5,000〜15,000円/hになります。特定の学校に対する専門性が高いほど時給も連動して高くなる傾向があります。また、過去に合格させた実績があればあるほど、人気と料金は高くなり、縁故でもない限り依頼すらできないような人気講師(プロ家庭教師)も存在します。

中学生

中学生向けの個人契約の家庭教師の料金相場は学年や科目によって変動します。中1~2年生であれば時給4,000円前後、中3(受験生)は時給4,500〜6,000円が、一般的な個人契約の相場になります。
また、不登校や学習障害などの特殊なケースの指導は通常よりも20~50%高くなる傾向があります。
また、指導科目数も料金に影響します。教わる科目数が少ないほど料金は安くなります。

高校生

高校生向けの個人契約の家庭教師は、進学先(志望大学)の難易度の高さによって料金が変わります。大学受験をしない場合の時給相場は5,000円〜10,000円/hで、大学受験をする場合は10,000円〜20,000円です。
高校生の内容(=大学受験の内容)は非常に難易度が高く、大学受験を人に教えるレベルとなるとかなりの高学歴(偏差値70以上)か指導実績(予備校講師のレベル)が必要とされています。医学部志望、理系志望、早慶東大京大レベルなどを受験する場合は、さらに高額になる可能性が高いです。

失敗しない家庭教師の選び方

学生とプロの違いとは?

家庭教師選びの選択肢として、学生の家庭教師なのか?プロの家庭教師なのか?があります。
学生の家庭教師は指導経験自体は少ないですが、現役学生なので生徒に近い距離感で教えて貰えます。生徒も気軽に質問しやすく、先生に憧れてモチベーションアップするなどの効果が期待できます。
一方で、プロの家庭教師は指導経験豊富な社会人講師です。予備校や塾で長年講師経験を積んできた人が多く、指導力に自信がある人が多いです。
それぞれ持つ特徴やメリットを理解し、お子さんに最適な選択を行いましょう。

家庭教師としての実績や経験

家庭教師の実績や経験は、指導力を示す一つの要素です。過去に合格させた生徒の実績数や指導歴を確認し、お子さんの志望に合致した、より信頼性の高い家庭教師を選ぶことが重要です。
目指す進学先や志望校に合った経験があるか?合格へ導く指導力や経験はあるか?を見極めることで、より効果的な指導が期待できます。

家庭教師のスキル・学力

お子さんの進学先や目指す学校に合わせた学力を持つ教師(できれば出身者)が望ましいです。
志望校に対する理解が深い講師は、受験対策の際に的確なサポートが期待できます。その学校の出身者であれば、まさに合格した方法を知る大先輩なので、勉強法や対策に信頼ができます。
家庭教師が生徒の目標達成に向けて適切な知識とスキルを持っているかを確認することで、学習内容の質を向上させることができます。

生徒との相性の重要性

家庭教師と生徒との相性も重要なポイントです。授業スタイルや性格の合う教師を選ぶことで、生徒はよりスムーズに学びを得ることができます。
何気ない雑談から知見が広がり、思わぬ場面(面接や小論文など)で役に立つこともあります。
また、教師との信頼関係が築かれれば「先生に褒められたい!」「先生の指導に応えたい!」といったプラスの学習意欲も期待できます。

体験レッスンや面接を活用する

最終決定をする前に、候補の教師と必ず体験レッスンや面接を行うことをおすすめします。直接指導を受けてみてお子さんの感想を確かめたり、面接によりコミュニケーションの取りやすさを確かめることで、最適な教師を決める手助けになります。
1人に会っただけでは善し悪しを判断できないので、必ず複数人の教師(5~10名程度が一般的)に対して面接や体験レッスンを行い比較検討しましょう。
この教師選考が、個人契約の成否を分ける最も重要なポイントであると同時に、ご家庭の方にとっては最も労力のかかるプロセスでもあります。

料金を下げる交渉術

交渉のポイントとコツ

個人契約の家庭教師の料金を下げるためには、交渉のポイントとコツがあります。
まず複数の教師と同時に交渉を進めることがポイントです。相見積をして検討していることを相手に伝えておくことも必要です。
あとは、一般的な料金相場を考慮した上で交渉することが大切です。あまりにも相場より安い条件を提案した場合、教師側から断られてしまいます。
どの教師とも友好的に接し、「このご家庭で教えてみたいな」という気持ちになってもらえれば交渉もスムーズになります。
一旦料金や条件が決まってしまうと、しばらくその条件で指導が行われます。一般的な相場を踏まえつつ、開始前の段階でしっかり希望を伝えておくことで、後々の不満に繋がらないようにできます。

相場より安くする方法

相場よりも安くする方法として、まずは複数人の候補と同時期に交渉する(相見積を取る)ことが大切です。教師側を競合させることで価格の高騰は避けられるはずです。
また、指導曜日や時間帯を柔軟に調整する(教師側の都合に合わせる)ことも交渉材料のひとつです。長期契約や複数回分の一括料金の支払いにより、割引を得ることも可能性はあります。

交渉時に注意すべきポイント

交渉時には教師との良好な関係性が重要です。教師側に「このご家庭で教えてみたい!」という気持ちが強くあれば、条件面での交渉にも気さくに応じてくれるはずです。
逆に教師の立場や要望を一切加味しない一方的な条件ばかりを突きつけてしまうと、教師に不信感を抱かせてしまい、依頼自体を断られてしまうケースもあります。
相手の立場や要望、一般的な相場を理解し、双方が納得できる妥協点を見つけることが成功の鍵です。

個人契約のメリットとデメリット

メリットについて

柔軟なカリキュラム

個人契約の家庭教師は、生徒の進度やニーズに合わせて柔軟に指導できるメリットがあります。円滑な関係を築くことができれば、指導曜日や時間帯、回数や時間数、科目数などで融通を効かせてくれることもあります。

完全個別対応ができる

原則1対1の指導なので、生徒一人ひとりに合わせたアプローチが可能です。
苦手分野の克服などでは「わかるまで何度でも聞ける」体制が成果に直結します。周囲の目を気にすることなく自分の課題にだけ集中できる体制は、家庭教師にしか実現できません。

直接のコミュニケーション

生徒と教師が直接コミュニケーションをとるため、理解度や課題に対するフィードバックが即座に得られます。お子さんが理解しているなら次の単元へ、理解していなようなら立ち止まって解説を加える、といった判断が正確かつスピーディーに行えるのは家庭教師の大きなメリットです。

デメリットについて

料金(時給)が高い

中間マージンや初期費用がかからない分、個人契約の家庭教師は一般的に時給が高めです。
時給が高いということは、回数・時間が増えるとダイレクトに月の費用に反映されます。いざ始めてみると、テスト前や受験期などに回数・時間が増えることが多くなり、月額の費用は高くなりがちです。
個人契約の家庭教師の場合、結果的には月額で5万円以上になっているご家庭が多く、家庭教師会社や個別指導塾よりも実は割高になることがほとんどです。

教材の提供が限られる

塾や家庭教師センターと異なり、個人契約の場合、教材の提供が限られる場合があります。個人契約の家庭教師は、書店で販売されている問題集や学校のワークなどを代用して指導するケースも多く、「単なる宿題の答え合わせをする人」になってしまうことがあります。
問題を一緒に解くだけになると1時間の指導で2~3問こなす程度となりますが、言い方を変えれば1問教わるごとに2,000~3,000円以上かかるということです。この内容がはたして金額に見合うのか?といった懸念もあります。
どのような体制(使用するテキスト、目的)で指導するかを事前に聞いた上で最終決定するようにしましょう。

スケジュールの調整が難しい

個人契約の家庭教師は、何かあった時に代わりで来てもらえる代理の先生がいません。ですから、生徒と教師双方の予定が合わなければ指導が中止となります。勿論、指導できなかった分は別日で振替指導をしてもらえますが、問題となるのは振替が効かない緊急時です。例えばテスト直前や入試前などは指導時間を極力減らしたくありません。むしろ追い込みの為に増やしたいはずです。そんな時に教師がインフルエンザや新型コロナに感染したり、事情があって指導に来れなくなってしまうと、残された生徒は非常に困ります。振替指導があるとしてもテスト前でなければ意味がありません。
その点、家庭教師会社ならどんな時でも他の先生を迅速に紹介してもらえます。しかも、ほとんどの会社は無料で対応して貰えます。長期でお考えの場合は家庭教師会社を通した方が何かと安心・安全なのです。

この記事を企画・執筆・監修した人

家庭教師のマスター教務部

この記事は、家庭教師のマスターを運営している株式会社マスターシップスの「家庭教師のマスター教務部」が企画・執筆・監修した記事です。家庭教師のマスター教務部は、教育関連で10年以上の業務経験を持つスタッフで編成されています。
家庭教師のマスターでは、家庭教師・受験・不登校・発達障害・学習方法・学校情報・教育・子育てをテーマに、お役に立ち情報を発信しています。

家庭教師のマスターについて

家庭教師のマスターの特徴

平成12年の創立から、家庭教師のマスターは累計2万人以上の子供たちを指導してきました。その経験と実績から、

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指導料金について

指導料:1コマ(30分)

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  • 小学1年生~4年生:800円/1コマ
  • 小学5年生~6年生:850円/1コマ
  • 高校生:1000円/1コマ

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