ヤスコのコラム:SPY×FAMILYに大谷翔平マンダラ 大人もハマる! 最新の「教科書」

公開日:2024年4月2日

毎年この時期、話題になるのが「新年度の教科書」。最近の教科書はとても凝っているので、大人が見てもスゴくおもしろいんですよね。

2025年春からの中学校の教科書も、先月のニュースで紹介されていました。
1年生の英語教科書(開隆堂)には、漫画『SPY×FAMILY』が登場。英語と日本語のオノマトペ(擬音語や擬態語)を比べる内容で、顔を洗う「ぱちゃぱちゃ」は「splash splash」になるなど、漫画の表現とあわせて紹介されるそう。
また3年生用の道徳教科書(あかつき教育図書)に「夢へのステップ」というタイトルで、メジャーリーガーの大谷翔平選手高校時代に手書きした目標達成シートも掲載。そのシートが大谷選手に与えた影響を踏まえながら、「もし自分が書くとしたら」と考えさせる内容になっていると報道されていました。
美術の教科書(開隆堂)では「触感も学びの一つ」ということで、表面に凹凸のある表紙が採用されたそう。こういう特別加工って印刷代が高くつくんですよね。コストをかけてまで目指した“学び”が、いったいどのようなものか……早く見てみたい!

実は、保護者が教科書を見ることで、子どもの学習にも大きなメリットがあるのです。

帝京平成大学の准教授・鈴木邦明さんは、首都圏の公立小学校に22年勤務した経験などから、「新年度、子どものスタートダッシュ応援に親ができること」として、「教科書に目を通す」ことを挙げています。
一つ目のメリットは、昔と今の指導内容の違いに気づけること。もう一つは、学校での「学び」と「日常生活」を関連づけて学ばせられることです。たとえば「あなたがハマっているゲームの仕組みは、今度学校で習う○○という技術のおかげなのよ」など、子どもの興味と関連づけてあげられるかもしれません。これは保護者の皆さんにこそできるサポートなのではないでしょうか。

ちなみにヤスコがびっくりしたのは、要点部分に「Point」という見出しをつけた教科書が、今回の教科書検定で「Check」への変更を余儀なくされたこと。「英語ではそういう表現をしない」という理由だそうですが、えっ、そうだったの?? ヤスコが中学生のときはごく当たり前に「Point」が使われていたような気がします。出版社側も驚いたとのことです。

時代とともに進化する教科書、奥深い!!

教科書のイメージが「とっつきにくい難しいもの」から「オトナも興味津々のオモシロそうなもの」に変われば、お子さんと教科書の距離の縮まるのではないでしょうか。

この新学期に、ぜひ新しい教科書をのぞいてみてくださいね。

この記事を企画・執筆・監修した人

ミセスヤスコ

わたしは「ヤスコ」。わかりやすい、親しみやすいの「ヤスコ」って覚えてくださいね。スーパーの特売はとりあえずチェックする派。
わたしにも、みなさんと同じく子どもがいます。長男はゲームが大好きな中学生、下には、オシャレに目覚めたばかりの小学生高学年の娘ちゃん。
もちろん勉強なんて二の次。ということは、そう! みなさんと同じ「子どもの勉強が心配」な親の一人なんです。

\ 無料体験レッスン申込みはこちらから! /