高校受験のための勉強時間はどれくらい?|効率化のポイントも解説!

公開日:2024年4月22日

高校受験で志望校に合格するためには、どれくらいの勉強時間を確保をすれば良いのでしょうか?
学年や時期別に、適切な勉強時間の目安を徹底解説します!また、勉強時間を効率化するポイントや、やってはいけないNG行動も併せてご紹介します!

高校受験における勉強時間の目安

高校受験を控える中学生は、受験日が近づけば近づくほど勉強時間を増やしていくことが一般的です。しかし実際にどれくらいの勉強時間を確保すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで、中学3年生の1年間を5つの時期に分けて、それぞれの勉強時間の目安を見ていきましょう!

1. 【中学3年生】夏休みまで(4月〜7月)

中学3年生のこの時期は、部活で中学最後の大会を控えている人が多く、まとまった勉強時間を確保しづらい時期でもあります。
しかし、この後に控える本格的な高校受験の勉強に備えて、勉強の習慣はしっかりと付けておきたい時期です。

適正な勉強時間は「1日平均2時間程度(週に15時間程度)」と言えるでしょう。部活が休みになるテスト前は「1日平均5時間程度」は確保しておきたいところです。
この時期に勉強の土台を作っておくことで、部活が終わってから、より集中して受験勉強に取り組むことができます。

2. 【中学3年生】夏休み中(8月)

部活も終わり、学校の授業もストップする夏休み期間は、まとまった勉強時間を確保する絶好の機会です。「受験の天王山」とも言われる夏休み期間に、どれだけしっかりと勉強に取り組めるかで、入試の結果は大きく変わってきます。

この期間は、塾・家庭教師での勉強時間を含め「1日平均5時間以上」が目安となります。難関高校を目指す場合は、「1日平均6〜8時間程度」は確保しておきたいところです。
また夏休み中は、中1〜中2の内容を徹底的に復習することをおすすめします。なぜなら高校受験の問題の7〜8割は中1・中2の範囲から出題されると言われているからです。
この時期にしっかり復習しておくことで、この後の追い込みの時期に、より弾みをつけることができます。

3. 【中学3年生】冬休みまで(9月〜12月)

夏休みが明けると、クラスでも高校受験の雰囲気が本格的に漂ってきます。

この時期は平日で「平均4時間程度」休日は「平均5〜6時間程度」の勉強時間は確保しておきたいところです。1週間の勉強時間が20時間を切ってしまうと、勉強時間が足りていないと考えましょう。

夏休みに身に付けた勉強習慣を、そのままキープして駆け抜けるイメージで取り組みましょう。
またこの時期は、定期テスト模試が多く行われる時期でもあります。テストで洗い出された苦手分野を解決していくような勉強をしていきましょう。

4. 【中学3年生】冬休み中(12月〜1月)

冬休みは、高校受験前の最後のまとまった休みとなります。

この時期の勉強時間の目安は「1日平均8時間程度」とされています。
過去問などを活用しながら自分の苦手分野を徹底的に克服していきましょう。
この時期は勉強時間も長くなってくるため、ストレスを抱えたり、体調を崩しやすくなります。適度に気分転換をしながら、メリハリをつけて勉強に取り組みましょう。

5. 【中学3年生】冬休み後〜受験日まで(1月以降)

中学3年生の1月以降は、高校受験に向けた最後の追い込み時期となります。

勉強時間としては、平日は「1日平均4〜5時間」、休日は「1日平均8時間程度」を目安にしましょう。
この時期は、これまで解いていない新たな問題に挑戦するのではなく、基礎的な問題で確実に点数が取れるように対策していくことが望ましいです。
また、過去問模擬試験を活用して、本番と同じ環境で試験対策を行っておきましょう。
体調管理にも気を配り、出来るだけベストな状態で受験本番を迎えられるように準備しておくことが大切です。

6. 【中学1・2年生】

中学1・2年生の間は、部活や学校生活が忙しく、まだ高校受験をあまり意識してない人も多いと思います。
しかし、最低でも「1日1時間」の勉強時間は確保するようにしておきましょう。この時期に最低1時間でも毎日机に向かう習慣を付けておくことができれば、中学3年生になってからスムーズに本格的な受験勉強に移行することができます。
また、中学1~2年生の間も、テスト前の時期はまとまった勉強時間を確保しましょう。テスト前に関しては、平日は「1日3時間程度」、休日は「1日6〜7時間程度」が目安となります。
地域によっては、中学1年生からの通知表が内申点に関係してくるため、テスト対策はしっかりと行い、少しでも高校受験のプラスになるようにしておくことが重要です。

※高校受験の勉強時間、時期別のまとめ

高校受験の勉強時間を効率化する6つの方法

高校受験のために必要な勉強時間を確保したとしても、中身が充実していなければ、せっかくの勉強時間も台無しになってしまいます。
次に、勉強時間をより効率化させるための「6つの方法」をご紹介します。

1. スケジュールを立てる

勉強時間を効率化するためには、まずしっかりとスケジュールを立てましょう。
スケジュールを立てる際の注意点としては、

  • 自分の苦手分野を明確にする。
  • 苦手分野を克服するために、どれくらいの勉強時間が必要かを考える。
  • その勉強時間を毎日の予定に割り振る。

以上3点となります。

やみくもに勉強に取り掛かってしまうと、どうしても勉強する科目や分野に偏りが出てしまいます。ですので、まずは自分の苦手科目・分野を明確にし、それらを日々の勉強の中で解決していけるようなスケジュールを立てることが大切です。
また、スケジュールを立てることによって、日々の課題や目標が明確になり、勉強のモチベーションを維持しやすくなります。

2. 空いている時間を有効活用する

じっくりと腰を据えて机に向かうことも重要ですが、スキマ時間を有効活用することも勉強時間を確保する上でとても重要なこととなります。
ちょっとした空き時間、通学中、入浴中、寝る前の時間、など少しの空き時間を使って、単語や公式の暗記をすることはとても有効な勉強法です。
暗記物に関しては、机に向かってやるよりも、空き時間で少しずつ暗記する方がより効果的になります。
また、暗記を空き時間で終わらせることで、英語や国語の読解、数学の問題演習などにより多く時間を使うことができます。毎日30分、空き時間に勉強をするだけで、1ヶ月で900分=15時間もの勉強時間を確保できるということなので、日々スキマ時間を有効活用していきましょう!

3. 集中できる時間を意識する

人間の頭は、集中し続けられる時間が決まっていると言われていて、その時間は一般的に30分〜60分程度だと言われています。中学校の授業が1コマ50分なのも、そういった理由からです。
そのため、受験勉強をする際も「集中できる時間」を意識して勉強時間を確保することが重要です。
中学生の場合、学校の授業で行われている「50分勉強して10分休憩」というリズムで勉強していくのが、一番集中力が保ちやすいでしょう。
ダラダラと長時間勉強するのではなく、しっかりと時間を決め、集中して勉強することが大切です。

4. 集中できる環境を作る

高校受験の勉強をする際に、集中力を削いでしまうような物は自ら遠ざけるようにしましょう。
例えば、ゲーム、漫画、スマートフォンなどがそれにあたります。特にスマートフォンは、自分の勉強時間中でも関係無く連絡が来てしまうので、勉強している間は目の届かない所に置いておくか、電源をオフにしましょう。

ゲームはやる時間を決める、スマートフォンは親に預かってもらう、など具体的なルールを作って、受験勉強に集中できる環境を整えましょう。

5. 複数の科目・分野をバランス良く勉強する

受験勉強の際、同じ科目や同じ分野ばかりを勉強していると学習効率が下がっていくので要注意です。
苦手分野ばかりやっていると、勉強自体が嫌になりやすくなりますし、逆に得意分野ばかりやっていると総合点が伸びづらくなります。

ですから、勉強する際は得意分野と苦手分野をバランス良く交互に勉強していくように心がけましょう。そうすることによって、頭が切り替わり、勉強時間をより効率化することができます。
同じ科目・分野をやり続けると集中が切れやすくなるため、適度に科目を切り替え、上手く集中力を持続させましょう!

6. 塾・家庭教師を利用する

高校受験で勉強時間を確保し、効率化するためには、塾・家庭教師を利用することが有効な手段です。
塾や家庭教師には、高校受験に関する情報が多く蓄積されているので、受験に関する悩み事がすぐに解決できるというメリットがあります。
また、確実に勉強時間を確保でき、スケジュール管理もしてくれるので、自宅学習で思ったように勉強が進まないという人は塾・家庭教師の利用を検討してみましょう。


勉強時間を確保するためにやってはいけないこと

最後に、高校受験の勉強時間を確保する時に、やってしまいがちなNG行動について解説します。

1. 睡眠時間を削る

勉強時間を確保するために、睡眠時間を削るのはNG行動です。
中学生に必要な睡眠時間は8〜9時間程度とされています。睡眠時間を削ることによって体調を崩したり、集中力が無くなったりと、むしろ勉強にとって逆効果となります。
また、睡眠には記憶を定着させる効果があるとされており、せっかく勉強した内容をきちんと記憶しておくためにも、睡眠時間を削るのはNGだと言えます。
規則正しい生活で睡眠時間をしっかりと確保し、勉強にもプラスな効果が出るように心がけましょう。

2. 学校の授業をおろそかにする

高校受験の勉強時間を確保するために、学校の授業中に別の科目を勉強したり、居眠りをしてしまったりすることはNG行為です。
高校受験の勉強と学校の授業は別物だと思ってしまう人が一定数いるのですが、高校受験の問題は、学校の授業中に習ったことからの出題がメインとなります。
また、高校受験の際に重要な内申書に関しては、定期テストの結果だけでなく、日々の授業態度も評価の対象となります。
ですので、高校受験のためにも、学校の授業はしっかりと集中して取り組むように心がけましょう。

まとめ

今回は、高校受験の勉強時間について解説していきました。「高校受験のためにどれくらい勉強すれば良いのか分からない」「勉強時間を確保するにはどうすればいいの?」そんな不安や疑問をお持ちの方に、このコラムが少しでも役立てればと思っております。

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