高校受験の面接で好印象を与える6つのポイント
公開日:2024年5月22日
高校受験の面接で好印象を与える方法について詳しく解説します。1. 第一印象 2. 礼儀作法 3. 話し方 4. 人柄 5. 態度 6. 回答内容の6つに分け、面接官に好印象を与えるポイントをわかりやすくご紹介します。高校受験の面接を成功させる為の秘訣を伝授します!
1. [第一印象]服装や身だしなみ
全ての面接に言えることですが、第一印象はやはり重要です。
面接官も人間なので、入室した時の第一印象で少なからずの先入観が生まれます。ですから、最初の印象を良くするために「自身の見た目」についても十分配慮しましょう。
服装や髪型を整える
高校受験の面接で、第一印象を好印象とするためには服装や髪型を整えることが大切です。
面接での服装は、原則的に学校の制服を着用します。校則に違反している制服や丈の短すぎる(もしくは長すぎる)スカートなどはNGです。
髪型については、清潔感のある髪型に整えておきましょう。前髪は目にかからないようにしておく方が好印象です。校則に違反しているような髪染め・パーマなどはNGなので、面接を受ける前に戻しておきましょう。
身だしなみを整える
面接の第一印象で好印象を与える為には、「清潔感」が重要です。
上記の点をクリアしていたとしても、
- 制服、シャツ、靴が汚れている
- 制服のボタンやホックがとまっていない
- 髪に寝グセがついている
- 制服や髪に付いているフケが目立つ
- 制服を着崩している
など、身だしなみが整っていなければ意味がありません。
身だしなみが悪いと、「だらしない」「自己管理ができていない」といった悪い印象につながってしまうので、細かい身だしなみにも注意を払い、清潔感溢れる身だしなみに整えましょう。
2. [礼儀作法]礼儀正しいマナー
面接では質疑応答の内容が主題なのですが、入退室時や質疑応答時の所作についても重要です。このような所作やマナーは目に見えてしまう所になるので、自分の印象に大きく影響します。
入退室時のマナーを守る
まず、面接室に入室する際は軽くドアをノックしてから扉を開けましょう。入室時には「失礼します!」としっかり聞き取れる声で面接官に声を掛け、軽く一礼しましょう。
指定の席に着席する際も、無言で座るのではなく、面接官に向かって「失礼します」と一声掛けてから座るようにしましょう。
質疑応答中は、背筋を伸ばして姿勢良く応答しましょう。背もたれにふんぞり返ったり、貧乏揺すりや落ち着きのない動きを繰り返すのはNGです。
一通りの質疑応答が終わったら、椅子の横に立ち「本日はありがとうございました!」と面接官に伝え、一礼するようにしましょう。
部屋から出る際も、無言で扉を開けて出て行くのではなく、退室時にドアの前で一礼し、「失礼します!」と声を掛けるようにしましょう。
これらは面接時のマナーとされており、しっかりとしたマナーを身につけていることを示すことで、「合格意欲がある」「面接に向けてしっかり準備している」といった好印象につながります。
面接での入退室のマナーについてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「高校受験の面接における入退室マナーについて」
面接のマナーを守る
上記では、入退室時の所作について解説しましたが、質疑応答時のマナーも大切です。むしろ、質疑応答が面接の本題になるので、より重要と言えます。詳しくは後述しますが、「話し方」「聞く姿勢」の2点がポイントとなります。この2点ができているかどうかによって、同じことを話したとしても面接官の印象は大きく変わります。
3.[話し方]受け答えをハッキリ話す
面接は質疑応答を中心とした会話が主となるので、「言葉遣い」や「話し方」で好印象を示すことができます。
聞き取りやすい声の大きさで話す
まず大前提になるのが、声の大きさが適切かどうかという点です。
面接官が聞き取れないような小さな声で話すことは、良い印象を与えられません。かといって、過度な大声で話す必要もありませんが、面接官が聞き取りやすいボリュームで話し、早口にならず丁寧に落ち着いて応答しましょう。
しっかり返事をする
面接官から何かを話しかけられたら、必ずしっかり返事するようにしましょう。黙ってしまったり、無視したりすることはNGです。
「はい・いいえ」「わかりました・わかりません」など、面接官の言葉をしっかり受け止め、自分からの意思表示として明確に返事することが好印象につながります。
4. [人柄]中学生らしく誠実に応答する
質疑応答では、面接官から様々な質問がされます。よく聞かれる質問事例もありますが、実際の所は当日になってみないと分かりません。ただ、どのような質問をされたとしても「中学生らしく」「誠実に」受け答えをするように心掛けましょう。
前向きに話す
面接官の質問に対して「前向きに話す」ことは好印象につながります。
質問に対して否定的な発言をしたり、やる気が感じられないような後ろ向きな発言はできる限り避けましょう。面接において「ポジティブな印象」は高評価につながりやすくなります。
積極的に話す
面接官からどのような質問をされたとしても、積極的に答える姿勢を示すことが重要です。
適切な回答が浮かばなかった場合でも、「何かを伝えたい」「何かを返答したい」といった積極性を示すだけでも違ってきます。
モジモジして話したがらなかったり、「う〜ん…」と黙りこくってしまったりでは、面接官に対して消極的な印象を与えてしまうので気をつけましょう。
正直に話す
当然のことながら、面接で嘘を言うことはNGです。
受験の面接なので多少の脚色は仕方ないとは思いますが、全くありもしないことを話すのは絶対にやめましょう。
完璧な人間などいないことは面接官も重々承知しています。ですから、面接で長所や成功談ばかりを話すのではなく、自分の短所や失敗した経験なども正直に話して大丈夫です。短所や失敗について客観視し、「そこから何を学んだのか?」「どのように改善しようと考えているのか?」といった「論理的思考」の方が重要視されるので、中学生らしく正直に話すことの方が、面接官に対して好印象を与えることができます。
5. [態度]面接官へ敬意を示す
面接官を担当するのは高校の先生になります。ですから、敬意を払った態度を示しながら受け答えをすることが必要です。
目上の人に対する態度や話し方が身に付いているか?といった点も、面接では重要な評価ポイントとなります。
目を見ながら話す
相手と話す際に、「終始目を見ないで話す」「顔を背けながら話す」などの行為は、一般的にも失礼にあたります。逆に、相手の目を見て明快に返答すると、誠実で前向きな印象を与えることができます。
ですから、面接の質疑応答においては、面接官の顔をしっかり見ながら回答しましょう。違う方向を見て話したり、伏し目がちに話すことは、失礼・消極的・意欲がないといったようなマイナス印象につながり、無駄に評価を下げてしまう要因になります。
敬語を使う
当然のことですが、面接官には敬語を使いましょう。
目上の人に対して正しい敬語が使えることは、面接での好印象につながります。
受験の面接で、意図的に友だち言葉で話すような人はいないと思いますが、緊張のあまり、つい家族で話す時のような言葉遣いになってしまうことがあります。
そのような場合は、誤魔化してなあなあにしようとせず、「失礼しました」ときちんと謝罪し、落ち着いて訂正すれば大丈夫です。
また、自分ではきちんと敬語を使っているつもりでも、その知識が誤っていることもあります。
代表的な注意点として、下記をご紹介しておきます。
- 自分のことは「わたし」と言う。(僕、俺、自分、うち、自分の名前などは使わない)
- 受験する高校のことは「御校」と言う。
- 語尾を伸ばしてダラダラ話さない。
- 「超〜」「めっちゃ〜」「〜じゃん」「~的な」「まじで〜」などの友だち言葉は使わない。
反抗的な態度を取らない
常識的な部分ではありますが、面接において反抗的な態度を取ることはもっての外です。
面接は、自校の生徒として受け入れるかどうかを判断するために行われています。面接時において反抗的な態度を示す生徒を受け入れたいと思う高校はありません。
ですから、素直に、正直に、真面目に、中学生らしい態度で受け答えをすることが大前提となります。
また、「面接を受けているのは自分だけではない」ということも忘れてはいけません。他の生徒が適切な態度で面接に挑んでいる中で、自分だけが反抗的な態度を示してしまうと、どうしても悪目立ちします。そのような生徒を多くの受験生の中からあえて選ぶ高校はありません。
6. [回答内容]明確な意見と自己表現
最後に、一番重要な「回答内容」について、どのような点を意識すれば好印象につながるかを解説します。
面接でよく聞かれる質問は、あらかじめ想定回答を考えておく必要があります。今回のコラムでは触れませんが、下記のページにて詳しくご紹介しています。
高校受験でよく聞かれる質問10選
⇒ 「高校の面接でよく聞かれること|10種類の質問と回答例をご紹介!」
自己PRとの一貫性を考える
高校受験の面接では様々な質問がされますが、全体としての一貫性が非常に重要です。
他の質問で答えた内容と矛盾した回答が多くなると、「その場しのぎで答えているだけでは?」「本当のことを言っているだろうか?」といった疑念につながり、面接官からの評価を得られないことがあります。
その上で、一貫性の軸となるのが「自己PR」の内容となります。
自己PRは受験の出願時に提出することも多く、面接においては参考資料として面接官の手元にあることも多いです。手元の自己PRを基に様々な質問を投げかけられることもよくあります。
ですから、自己PRの内容を考える時は、特に志望理由についてなどをしっかり考えた上で、その内容を頭に入れておくことが重要です。その内容に沿った一貫性のある回答を展開できれば、
- 回答全般に一本筋が通っている
- 論理的な思考力を身につけている
- 考え方がしっかり定まっている
などの好印象材料となり、面接での評価が得られやすくなります。
自己PRの書き方についてもっと知りたい方はこちら
⇒ 「中学生のための自己PR書き方ガイド|書き方のコツと例文をご紹介!」
他の質問との一貫性を考える
自己PRに関連しない質問においても、一貫性は重要なポイントとなります。
例えば、「IT分野に興味があり、入学後はプログラミングを頑張りたい!」と回答した後に、他の質問では「環境問題にも興味があります」「将来は弁護士になりたい」「家業を継いで親を助けたい」などと支離滅裂に回答したりすると、面接官としては「どれが本当の考えなのか?」「場当たり的に答えているだけでは?」といった疑念が生じ、低評価につながります。
また、「自分のことを正確に分析できていない」「自己客観視能力・論理的思考力が身に付いていない」という評価につながります。
まとめ
今回のコラムでは、高校受験の面接で好印象になるポイントについて解説しました。中学生の場合、本格的な面接を受けるのは高校受験時が初めてとなるケースが多いので、何かと不安なところも多いでしょう。
面接は、その概要やポイントを知り十分な練習を繰り返せば、きっと問題なくクリアできるはずです。面接成功に向けて頑張ってください!!
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