大学受験塾の費用相場を解説|年間費用・塾の選び方・節約のコツ
公開日:2026年2月24日
更新日:2026年2月24日

大学受験で塾にかかる年間費用の目安をわかりやすく解説。集団塾・個別指導・映像授業のタイプ別比較に加え、選ぶ際に押さえたいポイントや費用を抑える工夫も紹介。迷いやすい塾選びをスムーズに進められるよう、判断材料となる情報を丁寧にまとめています。
大学受験塾の年間費用相場とは
大学受験を控える高校生にとって、塾にかかる費用は無視できない大きな負担になります。
特に高校生は科目数が多く、学年が上がるほど必要な講座や教材も増えるため、年間費用は想像以上に大きくなることがあります。
ここでは、全体の教育費の流れを押さえながら、塾費用のおおまかな相場をつかむための基礎情報を整理していきます。
1.文科省データから見る平均的な学習費
文部科学省の「子どもの学習費調査」では、高校生の学習費総額は緩やかに増加傾向にあります。特に、大学受験を見据える時期になると、模擬試験や補助学習の利用が増えやすく、学校外での学習費が家庭にとって無視できない割合を占めるようになります。
最新の調査によると、公立高校生の学校外活動費(塾・通信教育・模試等を含む)は年間約24.6万円が平均とされています。これはあくまで全体の平均であり、受講科目や指導形態によって実際の負担額は大きく変わります。
例えば、受験対策として個別指導を利用したり、複数科目の講座を追加したりすると、年間費用が平均を大きく上回ることもあります。特に高校2〜3年生では、志望校対策の講座を追加する家庭も多く、結果的に支出が増えるケースがあります。
参考:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」
2.公立・私立で異なる教育費の相場
教育費全体の構造を見ると、公立と私立では保護者が負担する金額が大きく異なります。
学校教育費は一般的に私立高校の方が高くなるため、家庭によっては学校外教育費(塾費用)を抑えたいと考える家庭も少なくありません。その一方で、私立高校は授業時間数が多い傾向があり、塾に通う科目を絞ることで結果的に“費用の最適化”につながる場合もあります。
一方、公立高校では授業料負担が比較的少ないことから、大学受験に向けて 塾や予備校にしっかり投資する家庭が多い傾向にあります。特に理系科目や英語でつまずきやすい場合は、個別指導や映像授業で苦手科目を補うケースが一般的で、その分、年間の塾費用が増えることがあります。
このように、公立・私立の違いは「塾費用そのもの」ではなく“どの科目に、どれだけ塾を活用する必要があるか”に影響してきます。
3.学年別で必要になる総額イメージ
大学受験塾の費用は、学年によって必要な講座数も学習量も大きく変わるため、年間費用の相場にも差が出ます。一般的には次のような傾向があります。
高校1年生は基礎固めが中心で、受講科目も少なく、年間費用は比較的低めです。
集団塾であれば年間30万〜40万円台、個別指導の場合は受講回数が増えるほど総額が上がるため、50万〜70万円台に収まることが多くなります。
高校2年生になると進路意識が高まり、数学や英語のレベル分け講座、理科科目の追加などにより費用が増加します。映像授業型の予備校を併用するケースも増えるため、年間60万〜80万円台に達することが一般的です。
高校3年生では受験対策が本格化し、もっとも費用がかかります。
共通テスト対策・二次試験対策・英数の応用講座など受講数が増え、夏期講習や冬期講習も必須になるため、年間100万円以上に達することも珍しくありません。
このように、学年が進むほど学習量と講座数が増えるため、塾費用は段階的に上昇します。
特に高校3年生は季節講習による追加費用が大きく、年間総額に差が出る最大の要因となります。

塾のタイプ別・年間費用の違い
塾の費用は「どのタイプを選ぶか」で大きく変わります。同じ高校生でも、集団授業中心なのか、個別指導中心なのか、あるいは映像授業を軸にするのかによって、年間の総額は何十万円単位で差が出ることがあります。
ここではそれぞれの特徴と費用感を比較しながら、年間コストのイメージをつかみやすいように整理していきます。
1.集団塾・個別指導・映像授業の費用比較
塾の形式ごとに費用は大きく変動し、特に高校生では受講科目数や学習スタイルによって総額が大きく上下します。
ここでは三つの主要タイプの費用帯と特徴を比較し、目的に合わせた選び方のヒントをまとめます。
集団塾
集団塾は同じレベルの生徒が一斉授業を受けるため、1科目あたりの費用が抑えられるのが大きなメリットです。
年間費用は30万〜50万円程度が一般的で、費用対効果を重視する家庭では選ばれやすい傾向があります。
ただし苦手科目がある場合は、クラスの進度に追いつくために個別指導を追加する必要が出ることがあり、その場合は総額が増える点に注意が必要です。
個別指導
個別指導は講師が1対1または1対2で指導するため、弱点をピンポイントに補強できるのが強みです。
その分授業料は高めで、年間費用は40万〜60万円台、受験学年では80万円以上に達する場合もあります。
特に高校生は科目数が多いため、「どの科目を個別にするか」の選び方が年間費用を左右します。
映像授業
映像授業は質の高い講師の授業を自分のペースで視聴でき、受講科目を増やしても比較的費用が抑えやすいのが特長です。
年間費用の相場は20万〜40万円台が中心で、科目追加もしやすい料金体系になっています。
一方で、自己管理が苦手だと視聴が習慣化せず、費用対効果にばらつきが出やすい点には注意が必要です。
2.季節講習(夏期・冬期)にかかる追加費用
大学受験塾の年間費用を計算する際に見落とされがちなのが、季節講習の追加料金です。
なかでも夏期講習は受講科目が増えやすく、年間総額を押し上げる大きな要因になります。
夏期講習は1科目あたり3〜5万円前後の講座を複数受講するのが一般的で、総額は10万〜20万円程度に収まることが多いでしょう。受験生になると、英数国+理社のように受講科目が増え、30万円近くかかるケースもあります。
冬期講習は期間こそ短いものの、共通テスト対策や苦手科目の補強を目的に5万〜10万円程度の追加費用が発生しやすい時期です。
また、春期講習や入試直前講座も組み合わせると、季節講習だけで年間50万円を超えることも珍しくありません。
3.科目数の増減で変わる年間コスト
高校生の塾費用は「受講科目数」で大きく変わります。
個別指導では、1科目増えるだけで年間10万〜20万円の差が出ることもあり、科目数が費用に直結する形式です。
例えば、個別指導で英語と数学(週2コマ)を受講して年間40万円前後としても、理科や国語を追加すると60万〜80万円台まで上昇することがあります。
映像授業は比較的安く追加できますが、科目数が増えると視聴管理や教材費が重なり、最終的には想定より高くなることもあります。
集団塾は複数科目のセット受講でお得になる反面、弱点補強として個別指導を併用すると総額が大きく跳ね上がりやすいため、年間計画を立てる際には注意が必要です。
4.高校生向け専門塾(予備校型)の特徴と費用帯
大手予備校型の塾は、大学受験に特化したカリキュラムと講師陣がそろっており、受験戦略の指導や学習管理、質の高い講義を受けられるのが特徴です。その分費用も高く、年間70万〜120万円以上に達することがあります。
特に難関大学向けの講座や二次試験対策は単価が高く、複数講座を組み合わせると総額が大きくなりやすい点には注意が必要です。
一方で、映像授業を中心に組むことで比較的費用を抑えられることもあり、「対面講義+映像授業」の併用が費用対効果の高い選択になることもあります。
また、大手予備校は自習室や学習環境が整っているため、塾で学習時間をしっかり確保したい生徒にとっては大きなメリットがあります。
とはいえ、こうした設備の充実もあって、他のタイプの塾より費用が高くなる傾向があります。

費用以外で見る塾選びの重要点
塾を選ぶ際、多くの家庭が真っ先に気にするのが費用ですが、実際には「費用以外の要素」が学習成果を大きく左右します。
授業形式、講師との相性、サポートの手厚さなど、子どもの学びに直結するポイントは数多くあり、ここを見誤ると費用対効果が下がってしまいます。
ここでは、長く通う塾ほど重視したい“費用以外の重要ポイント”を具体的に整理します。
1.合格実績より大切な「指導の相性」
塾選びで合格実績を参考にする家庭は多いものの、実際に成果を左右するのは、生徒と授業スタイルの相性が合っているかという点です。どれほど難関校への合格者が多い塾でも、授業のテンポや説明の仕方が子どもに合わなければ理解は深まりません。
例えば、説明が速い講師が合う生徒もいれば、ゆっくり丁寧な説明の方が理解しやすい生徒もいます。そのため、体験授業で授業スタイルや講師との相性を確かめることが重要です。
合格実績はあくまで参考情報にすぎません。本当に確認したいのは、「この授業なら継続して学びたい」と子どもが感じられるかどうかです。
2.受講スタイルと家庭学習とのバランス
成績が伸びている生徒の多くは、塾の授業に加えて家庭学習の習慣が確立していることが特徴です。そのため、塾の学習量と家庭での学習量のバランスが取りやすい受講スタイルかどうかは、塾選びの大きなポイントです。
例えば、映像授業は自分のペースで進められる一方、自己管理が苦手な場合は“見ただけで終わる”状態になりやすい傾向があります。
個別指導は弱点補強に向いていますが、家庭学習が不足していると毎回の授業で新しい内容に進みにくくなることがあります。
「塾の学習と家庭の学習が無理なく両立できるか」を基準に選ぶと、継続しやすく成果も出やすくなります。
3.サポート体制(自習室・質問体制)の質
大学受験では、授業以外の時間の使い方が成績差を生みます。そのため、塾を選ぶ際は、授業料だけでなく、塾の自習室環境や質問対応の手厚さといったサポート面も重視すべきポイントです。
静かで集中しやすい自習室がある塾は、家だと誘惑が多く勉強が進まないタイプの生徒にとって大きな後押しになります。また、質問できる講師が常駐していたり、演習中にすぐ疑問を解消できたりする塾は、理解の “詰まり” をその場で解消できるため、学習効率が格段に向上します。
こうした「授業外サポート」は、資料だけでは見えにくい部分ですが、実際の学習効果に直結するため、受験生にとって非常に重要な判断基準の一つといえるでしょう。
4.定期テスト対策への対応範囲
大学受験塾は受験対策が中心ですが、高校生にとっては定期テストの成績=内申も無視できないません。そのため、塾が定期テスト対策にどこまで対応しているかは、費用と同じくらい重要なポイントになります。
受験カリキュラムに特化し、学校内容は基本的に自学自習とする塾もあれば、学校のワーク管理や提出物の進行まで細かくサポートしてくれる塾もあります。
特に高校1〜2年生では、受験対策と学校テスト対策のバランスが成績を安定させる鍵になるため、自分に合ったサポート範囲を選ぶことが大切です。
事前に「学校のテスト対策はどこまで見てもらえるのか」を確認しておくことで、無駄な負担を減らし、計画的に学習を進められるようになります。
5.講師の専門性・担当制度の有無
良質な学びは、講師の専門性と継続的な指導体制に支えられています。大学受験では特に、科目ごとの専門知識を持った講師の存在が成績伸長に大きく影響します。
また、毎回担当が変わる塾よりも、固定の講師が継続してサポートする塾の方が、学習状況や弱点を正確に把握しやすく、一人ひとりに合った指導が提供されやすい傾向があります。
担当制度があるか、科目ごとに専門講師が配置されているかは、費用以上に“塾選びの決定力”になる部分です。

塾費用を抑えるための工夫と選択肢
大学受験の塾費用は「年間50万円以上」かかるケースも多く、家庭にとって大きな負担になりやすいものです。
しかし、工夫次第で費用を抑えながら、必要な学習効果を確保することは十分可能です。
ここでは、無理をせずに塾費用を最適化するための現実的な方法を紹介します。
1.無料オプション・割引制度の活用
多くの塾には、うまく使えば大きく費用を節約できる無料オプションや割引制度が用意されています。例えば、自習室の利用が無料だったり、質問対応が無料で受けられたりするだけでも、追加の補習や教材が不要になり、結果として費用節約につながります。
さらに、紹介割引や兄弟割引、講座セット割などは、制度を知っているかどうかで年間の支払額が数万円変わることも少なくありません。
特に受験生向けの講座は単価が高いため、早期申し込み割引 や セット受講割引 を活用すると、負担を大幅に軽減できます。
入塾前に「無料でどこまで利用できるのか」「適用できる割引制度は何があるのか」を確認しておくことが、トータル費用を抑えるための重要なポイントになります。
2.家庭学習を強化して必要科目だけ受講する
塾の年間費用を最も大きく左右するのは受講科目数です。
そのため、家庭学習で対応できる科目を増やし、“本当に必要な科目だけを塾で受講する”ことで、費用をぐっと抑えられます。
例えば、得意な英語は市販教材や映像授業で進め、数学だけ個別指導で補うなど、科目ごとに最適な学習方法を選ぶだけで、年間費用は大幅に変わります。
特に個別指導は1科目追加するだけで年間10〜20万円程度負担が増えることが多いため、「どこまで家庭でできるか」の見極めが非常に重要です。
家庭学習が安定すれば、塾で受講するのは弱点科目や受験に直結する科目だけで済み、費用を抑えつつ効果的な学習を進めることができます。
3.オンライン塾の併用で費用を最適化
オンライン塾の質は近年大きく向上しており、対面塾と組み合わせることで、費用を抑えつつ必要な学習量を確保することが可能になっています。オンライン塾は教材費や設備費が少ない分、料金が低めに設定されており、定額制で複数科目を学べるサービスも増えています。
例えば、主要科目はオンライン塾で学び、苦手科目だけ対面の個別指導を受講するスタイルにすると、年間費用を抑えながら効率よく学習を進めることができます。
また、映像授業は繰り返し視聴できるため、「理解しきれなかった部分を家で復習する」という使い方もでき、追加で対面授業のコマ数を増やさなくても学習効果を高められる点も大きなメリットです。
さらに、オンライン塾は時間の制約が少ないため、部活動や他の活動で忙しい高校生にも相性が良く、無理なく継続しやすいというメリットもあります。

まとめ
大学受験の塾選びは、費用だけでなく学習スタイルやサポート体制など、多くの要素を総合的に判断することが大切です。
年間費用の相場を把握し、子どもに合った形式を選ぶことで、無理なく効果的な学習環境を整えることができます。必要な科目にしぼった受講やオンラインの併用など、工夫次第で費用を抑える方法もあります。
家庭の状況とお子さんの特性に合った塾を選び、受験までの時間を有効に活用できるよう、最適な学びの形を見つけていきましょう。
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