共通テストはどんな服装が良い?|制服でも私服でも大丈夫!

公開日:2025年12月3日
更新日:2025年12月3日

共通テスト当日の服装に悩む大学受験生必見!
このコラムでは私服と制服の長所・短所はもちろん、避けるべき服装や、試験中も快適に過ごせる服装選びのポイントをわかりやすくまとめて紹介します。
当日後悔しないためにも、事前に確認しておきましょう!

共通テストの服装は?

共通テスト当日の服装は、基本的に私服でも制服でも問題ありません。
大切なのは、緊張しやすい本番でもいつも通りの感覚で過ごせることと、会場の寒暖差に柔軟に対応できることです。
ここでは、当日の服装を選ぶときに知っておきたいポイントを、順番に整理して解説します。

1. 結論:どちらでもOK。ただし「温度調整のしやすさ」が最重要

結論として、共通テストの服装はどちらでも大丈夫です。
中には私服での受験を心配する人もいますが、試験では服装の指定はありません。
ただし、多くの受験生が悩むのは、試験会場の室温対策です。

会場によっては暖房が強く効いていたり、窓側の席だけ冷えていたりと、環境はさまざまです。そのため、服装は「おしゃれ」よりも温度調整のしやすさを最優先に選ぶことが大切です。
脱ぎ着しやすい上着や薄手の重ね着は、当日の快適さに大きく影響します。

2. 制服で行く人・私服で行く人の割合感

実際に共通テストへ向かう受験生を見ると、地域や学校にもよりますが、おおよそ制服:私服=6:4程度の印象があります。特に私立高校の生徒は制服で向かうことが多く、公立高校はどちらも一定数います。

ただし、この比率はあくまで“目安”であり、周囲の服装に合わせる必要はありません。大切なのは、自分が一番落ち着いて試験に臨める服を選ぶことです。

3. 迷った時に判断しやすい3つの基準

服装選びに迷ったときは、次の3つの基準で考えると決めやすくなります。

温度調整のしやすさ

試験は1教科あたり長時間にわたって行われます。途中で暑くなったり寒くなったりすると、集中が途切れることがあります。重要なのは、着脱しやすい服を選ぶことです。前開きのアウターや薄手の重ね着は、どんな席でも対応しやすい組み合わせです。

長時間座っても疲れない

共通テストは、午前・午後を通してほぼ一日中椅子に座る試験です。
締め付けが強い服や動きにくい素材では、途中で集中力が低下する可能性があります。ですから、伸縮性のある素材や、ストレスのない着心地の良い服が適しています。
自宅で一度、試着して過ごしてみるのもおすすめです。

持ち運びのしやすさ

気温に応じて上着を脱いだり羽織ったりする場合もあります。そのため、かさばりにくいアウターや小物を選ぶことが大切です。
ロッカーのない会場が多いため、荷物で机まわりを圧迫しないよう、軽くて扱いやすいものを持参すると安心です。

4. 万が一に備える小物

当日の寒暖差や環境に備えて、工夫ができる小物を持っておくと安心です。

例えば、薄手のカーディガン、ひざ掛け、カイロ、ネックウォーマー、ポケットティッシュなどは、寒さ対策や急な体調変化に役立ちます。
また、会場によっては足元だけ冷えることもあるため、少し厚めの靴下を持参すると安心です。これらの小物があると、試験中の快適さが大きく向上します。

制服で行く場合のポイント|「暖かさ」と「動きやすさ」が鍵

共通テストを制服で受ける生徒は多く、特に私立高校では“いつも通りの格好”で向かえる点が大きな安心につながります。ただし、制服は温度調整がしづらいという弱点もあるため、事前に工夫しておくことが大切です。
ここでは、制服で向かう場合に知っておきたいポイントをまとめました。

1. 制服のメリット

制服で受験する最大の強みは、「いつもの服装で落ち着ける」という点です。
普段と同じ格好で試験に向かうことで、必要以上に緊張したり、服装に意識が向いたりするのを防げます。
特別な準備をしなくても良いという“手軽さ”が、制服のメリットと言えます。

2. 制服のデメリット

一方、制服には注意すべきポイントがあります。
最も大きいのは、温度調整がしにくいことです。ブレザーやスカート(ズボン)は学校指定のため、素材や厚さを自由に変えられません。寒い日でも厚手のインナーでは足りず、暖房が強い会場では暑すぎて集中しにくくなる場合もあります。

また、動きにくさもデメリットのひとつです。特にスカートの場合は足元が冷えやすく、暖かさを保つ工夫が必要です。ブレザーの下に着るものが決められている学校では、重ね着が制限され、調整の幅が狭くなることもあります。

3. 制服で行く場合のおすすめスタイ

制服で受験する場合は、次のような工夫をすると当日の快適さが格段に上がります。

まず、上半身は薄手のインナーを活用し、ブレザーの下に1枚重ねると暖かさが保てます。
厚手のインナーを重ねすぎると動きにくくなるため、薄手で伸縮性のあるものが向いています。

次に、ブレザーの中に薄手カーディガンを挟むスタイルは、寒い会場でも対応しやすくおすすめです。普段学校で着用している中で、着心地の良いものを選ぶと良いでしょう。

下半身は、タイツや少し厚めの靴下で冷え対策をするのが効果的です。
特に教室の足元は冷えやすいため、ここを温めるだけで体感温度が大きく変わります。
また、靴は履き慣れたローファーやスニーカーが安心です。

最後に、小さめの防寒具を持参すると、想定外の寒さにも対応できます。
制服は温度調整の幅が狭いため、事前の準備が集中力を保つ鍵となります。

私服で行く場合のポイント|「温度管理がしやすい」最大の強み

共通テストを私服で受ける大きなメリットは、何よりも温度管理が圧倒的にしやすいことです。試験会場は「暖房が効きすぎて暑い教室」「窓際だけ冷える席」など、年によって環境差が大きく、服装の自由度が高い私服はその点でとても有利です。
ここでは、私服で向かう際に押さえておきたいポイントや、当日安心して過ごせるコーデを紹介します。

1. 私服のメリット

私服の最大のメリットは、重ね着の自由度が高いことです。
暑ければ脱ぎ、寒ければすぐに着られるため、試験中のストレスを大きく軽減できます。
また、学校指定の制約がないため、肌触りの良い素材や動きやすい服を自由に選べる点も魅力です。

さらに、私服の方が座りやすく疲れにくいスタイルをつくりやすいのも大きな利点です。
自分の体に合ったサイズや動きやすい服を選べるため、長時間の試験でも集中が途切れにくくなります。

2. 私服のデメリット

一方、私服には注意すべき点もあります。
自由度が高いため、「何を着ればいいかわからない」と迷いやすい点です。
特に色や柄を選ぶ際に、派手すぎるものを選んでしまうと、周りの視線が気になって集中の妨げになることもあります。

また、コーデの幅が広いことで、見た目を気にして動きにくい服を選んでしまうケースもあります。慣れない服で受験に臨むと、座り心地が悪かったり、肩がこったりと集中力を削ぐ原因となるため、選ぶ段階で慎重に判断する必要があります。

3. 私服で行く場合の定番おすすめコーデ

私服で共通テストに向かうなら、次のような“温度調整しやすく、疲れにくい”スタイルが安心です。

まず上半身は、長袖Tシャツ+薄手パーカーの組み合わせが万能です。
その上に、温度差に合わせて脱ぎ着しやすい前開きのアウターを重ねると、どの席でも対応できます。厚手のニット1枚よりも、薄手を重ねた方が調整がしやすく、快適さが長く続きます。

色選びは、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色が最も安心です。
派手な柄や大きなロゴは視線を集めやすく、避けた方が無難です。

下半身は、長時間座っても疲れにくいストレッチ素材のパンツが快適です。
ジーンズでも問題ありませんが、固い生地のものより動きやすさを重視すると安心です。

また、足元の冷え対策として、少し厚手の靴下を用意すると体温を安定させ、集中しやすい環境を作れます。靴は履き慣れたスニーカーが最もバランスの良い選択です。

最後に、気温の変動対策として薄手のひざ掛けや小さなストールを持っておくと、急な冷え込みにも対応できます。
私服の強みである“自由度”を活かした、柔軟な服装選びが当日の快適さにつながります。

避けるべき服装|実際の試験会場で後悔するNG例

共通テスト当日は、服装に関する細かなトラブルが意外と多く、ちょっとした選択が試験の集中力を左右することもあります。
ここでは、実際の会場で「これを着て失敗した…」と後悔しやすい服装をまとめました。事前に知っておくことで、当日の不安やリスクを大きく減らせます。

1. 英文字・大きなロゴ入りの服

英語の文字が大きくプリントされた服や、目立つロゴ入りの服は、試験会場で注意される可能性があります。
解答に関わる単語が含まれている場合、監督者から着替えや上着で隠すよう指示されることもあり、余計なストレスにつながりやすいです。
また、周囲の視線が集まりやすく、自分も他の受験生も気が散る原因になりかねません。
私服で行く場合は、シンプルなトップスを選ぶのが安心です。

2. 派手な色・地図柄・目立つイラスト

赤・黄色などの派手な色や、地図柄・アニメ調の大きな絵柄は、どうしても視線を集めやすくなります。
試験会場はできるだけ落ち着いた雰囲気が重要で、注目される服装は集中の妨げになります。
さらに、柄によっては監督者から「内容を隠してください」と言われることもあります。無地や控えめな柄を選ぶことで、余計な緊張を避けることができます。

3. 過度な厚着・薄着

共通テストでは、会場の暖房が「強すぎる」「まったく効いていない」など、毎年大きな差があります。そのため、過度な厚着は汗をかいて体が冷える原因になり、逆に薄着だと寒さで集中できなくなる場合があります。

厚手のニットや裏起毛のパーカー1枚だと、途中で暑くなった際に脱ぎ着がしにくくなります。快適に過ごすためには、厚着1枚よりも薄手を重ねた調整しやすい服装の方がより適しています。

4. 香水や強い柔軟剤

意外と見落とされがちなのが、香りの強さです。
香水や強い柔軟剤の匂いは、周囲の受験生の体調不良につながったり、苦情の原因になることがあります。試験会場は閉め切った環境のため、香りがこもりやすく、予想以上に影響が大きくなります。

本人にとっては心地よい香りでも、他の人にとっては集中を妨げる場合があります。共通テスト当日は、香りの強いアイテムは控え、無香料の柔軟剤や整髪料を使うと安心です。

まとめ

共通テストの服装は、私服でも制服でも大切なのは「自分が落ち着いて過ごせること」と「温度調整がしやすいこと」です。
会場の寒暖差は予想しづらいからこそ、重ね着や小物を活用した準備が当日の集中力を支えてくれます。自分に合ったスタイルを整え、安心して試験本番に臨んでください。

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