【第107回】夏休み明けの実力テスト、結果が悪かったらまずすること

2学期が始まって、中学校でまず行われるのが「実力テスト」。

中間・期末テストより出題範囲が広いので「思ったより点数が悪かった~(涙)」とガッカリするお子さんも、多いのではないでしょうか。

でも、大丈夫!

結果が悪くても、落ちこむ必要はありません!!

実は、ここでテストを見直すことで、その後の成績が飛躍的にアップするからです。

ある私塾では、間違えた問題をもう一度解き直していただけで、 9割の生徒の偏差値が5以上も上がったそうです。

「でも、めんどくさいよ~」

そんなお子さんの声も聞こえてきそうですね(笑)

では、先輩たちはどのような方法で、テストの解き直しを継続していたのでしょうか?


“元自宅浪人の東大卒女子”というYoutuberのみおりんさんは、「すべての人にごきげんな勉強法を」というモットーで、自身の経験に基づいた勉強法を配信しています。

キャラクターのぬいぐるみを使ったかわいらしい演出で、チャンネル登録者は14万人以上。

その動画の中で、中学時代につくっていたテストの「解き直しノート」についてやり方を紹介してくれています。

みおりんさんは、テストや模試は、自分の“穴”を見つけるためのものと話しています。受験や将来の目標に向けて「穴」=足りない部分を埋めていくために、間違った問題を解き直すという発想なのですね。だから「点数や判定に一喜一憂しない」ことが大切とのこと。

そういう意味では、実力テストは健康診断の結果表にも似ているかもしれません。

間違った解答を集めてみると、

  • 自分の苦手な単元や問題の傾向
  • 間違え方のクセ

などがわかると言います。間違え方のクセの例を挙げると、解答の最後に読点(「。」)を入れないなどのケアレスミスや、問題文の読み飛ばし、英文を適当に訳してしまいがち……などです。

「解き直しノート」の具体的な作り方は、

① 間違えた問題文を写す(コピーを貼っても可)
② その下に、誤答を書く
③ その下に、正しい答えを書く
間違った自分へのひとこと解説、アドバイスを書く

④のひとこと解説は、勘違いをしていた点や、知らなった点、今後注意したほうがよさそうな点などを簡単にメモしておくとよいでしょう。例としては、英文を適当に訳して間違ってしまった場合など「単語の1つ1つを正確に訳すことを心がけよう」など。

この一言を書くことで、学習内容への理解が格段に深まるそうです。
しかし、これには分析力も必要になるので、慣れないうちは周りの大人が一緒に考えてあげてもよいでしょう。学校の先生や家庭教師にサポートをお願いするのも一つの手です。


最初は、間違った問題すべてではなく、各教科 1、2問からのスタートでもよいかもしれませんね。たとえ小さな一歩でも、何も行動しないよりは100倍の価値があると、私ヤスコは個人的に思っています。

テストの「間違い負債」を「成績アップへの財産」に変えられるかは、その後の行動次第。

ぜひ、前向きに取り組んでみてくださいね!

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【第106回】学習の見えない敵、「早生まれのハンディ」との向き合い方

こんにちは、今をときめく俳優の綾野剛さんと同じ誕生日のヤスコです!

ちなみに誕生日は1月26日だそうです。「それがどうした?」という声が聞こえてきそうですが、今日は「早生まれ」と「学習」についてのお話です。

幼稚園や保育園、小学校低学年のうちは、1月から4月1日までに生まれた早生まれの子は、「同級生に比べて体が小さく、成長が遅い」と言われることがありますが、実はそのようなハンディは高校生や大人になっても存在するということが最近の研究でわかってきたそうです。

早生まれと遅生まれで、偏差値が4.5違う

東京大学大学院の山口慎太郎教授らによると、高校生の同じ学年では3月生まれの「早生まれ」の生徒のほうが、同じ学年の4月生まれの生徒より4.5も偏差値が低いという調査結果が出たそうです。

高校生にもなれば、月齢の差なんて微々たるものだと思っていたヤスコはびっくり!

ちなみにこの傾向は、中学生や小学生など年齢が低くなるほどより顕著に表れるとか。

研究では、学力の他にも「感情をコントロールする力」や「他人とよい関係を築く」という非認知能力の点でも差があるとか。これはコツコツと学習を続ける力や、先生やクラスメイトとのコミュニケーションにも影響がありそうです。

これは一見、早生まれの子に不利なようですが、ヤスコ自身はポジティブなことだと思っています。

なぜなら、たとえば学校の授業についていけない早生まれの子がいたとしても、本人の能力不足や努力不足のせいではなく、単純に「月齢と学習環境が合っていなかった」という解釈もできるようになるからです。そしてどの子の能力も、月を追うごとに確実に成長していく証ととらえることもできます。

勉強が嫌いになってしまう一番の理由は「勉強に自信が持てなくなること」

だから、同級生と比べてうまくできないことがあっても、この研究結果を知っていれば「自分なりに成長していればOK」と胸を張ることもできるわけですね。

ちなみに冒頭の綾野剛さんを含め、早生まれで活躍している著名人も多数います。ある時期の芥川賞選考委員は、3月生まれの宮本輝さん、島田雅彦さん、小川洋子さんをはじめ、9割が早生まれだったそうです。

早生まれの子に成功体験を増やすクラス編成

しかし、画一的に学年で区切られてしまう今の日本の学校制度の中では、早生まれの子がハンディを背負ってしまう状況であることは確かです。

そんな中で、学習指導要綱にとらわれないインターナショナルスクールなどでは、柔軟に学年の選択ができる学校もあります。早生まれの子どもは一つ前の学年に入ることができたり、1年余分に幼稚部で過ごすことができたりするなどです。

また、東京都町田市にある私立玉川学園の小学部では、学年を生まれ月で2つにわけたクラス編成を行っています。そうすることで、早生まれの子にもたくさんの成功体験ができ、リーダーシップを取るチャンスが増えるそうです。

日本全体で見ると、早生まれの子への配慮はまだ発展途上と言えます。
しかし、今の段階でも同級生と比べて勉強ができなかったとしても、本人の能力だけの問題ではない」ということをお子さん自身や保護者、先生たちが知っていれば、もっと前向きに学習に取り組めるはずです。

夏休みは、お子さんの学習方法を見直すいい機会。家庭教師の先生と、お子さんの成長にピッタリあった勉強方法を見つけてみてはいかがでしょうか?

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【第105回】勉強中の「ながら飲み」を変えるだけで、集中力が2.9倍アップ!

いやー、すっかり暑くなりましたね。
みなさんは、夏場はダルくて集中力が落ちると感じたことはありませんか?

実は私ヤスコもその一人。

ボーっとする頭に刺激を入れようと、仕事中は保冷タンブラーに強炭酸水を入れてがぶ飲みしております(笑)

しかし、最近気づいてしまったのです。
デスクワーク中の飲み物を変えるだけで、何時間でも集中力が続くことに!!

これはシュワシュワと弾ける泡の刺激が口の中にもたらす「気分的なもの」かと思いきや――

実は、これにはしっかりした化学的根拠があるそうなのです。

歯磨きや入浴、絶叫よりも覚醒する「強炭酸水」

炭酸水を飲むとすっきりするという感覚は多くの人が持つと思いますが、アサヒ飲料の実験では、なんと強炭酸水を飲むと「覚醒度が安静時の2.90倍アップ」したとのこと。
覚醒度とは、作業中のやる気を示す感性指標のことだそうです。

では、たとえば水やお茶など、炭酸水以外の飲み物や別の方法ではどうなのでしょうか?

そのギモンについては、人間の感情や感性を科学的に分析してきた専門家・満倉靖恵教授(慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科)が、東洋経済オンラインの記事で解説してくれていました。

満倉教授によると、水を飲んだだけでも安静時の2.22倍ぐらいにはなるそうです。

ちなみに、お風呂に入ると2倍強。あと、これはカラオケボックスぐらいでしか出番はないかもしれませんが、最大の声量で3秒間絶叫し続けたときには約2.5倍になるそうです。

しかし、強炭酸水はその絶叫すら上回る約3倍の覚醒度があるということ。スゴイ!

いったい身体の中では、何が起こっているのでしょう?

満倉教授はこう説明します。

「炭酸水を飲むことで血液の成分の動態が変わり、それが視床下部に影響を与えてホルモン分泌が変化していると考えられます。分泌されるホルモンが変われば、感情や感性が変わります。その変化が脳波にも表れているのです」

(東洋経済オンラインより引用 https://toyokeizai.net/articles/-/463307

炭酸水が血液から脳に影響を与え、それが結果的に感情をつかさどるホルモンにまで作用しているということなんですね。

集中力ややる気を「努力」で継続させるのはタイヘンですが、飲み物を強炭酸水にするだけで自動的にそれらが継続するならしめたもの。

勉強の合間にちょっとずつ飲むなどすれば、強炭酸水はまさにこの夏にピッタリの「やる気補助飲料」と言えそうです。

しかし、冷えた飲料の飲みすぎや、炭酸ジュースなどでの糖分摂りすぎにはご注意を。

スポーツ用ガムなどでの咀嚼も、筋肉から脳への刺激で集中力を維持できるようなので、いろいろな方法を交互に試してもよいかもしれません。

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【第104回】チャットGPTがつくる「へんてこ物語」で漢字が楽しくなる

読書感想文対策? 夏までにガイドライン策定か

世界を変えるとも言われる「チャットGPT」の登場から、はや半年。

学校や教育の世界でも、いわゆる「生成AI」との付き合い方を本格的に考える動きが出てきています。

5月16日に開かれた文部科学省の専門家会議では、小中学校や高校などでこういった生成AIをどう扱っていくかという話し合いが初めてされたそうです。

たしかに、生成AIは「考えを深めるキッカケをくれる」というメリットがあるのと同時に、必ずしも正しい情報ではなかったり、読書感想文などを自分で書かない生徒が増えるなどのデメリットもありますからね。

読書感想文といえば、夏休み。そんなこともあってか、文科省では夏までに生成AIの取り扱いについてのガイドラインを決める方針だそうです。

ただ、ガジェット好きのヤスコとしては、チャットGPTの愛すべき点に「それっぽいことが言える」ことが挙げられるのではないかと思っています。つまり、たとえデタラメな情報を並べていたとしても、妙な説得力があるということですね。

なーんて考えていたら、そんなチャットGPTのチャームポイントを活かした学習支援アプリを発掘してしまいました。

これに小学生が間違いやすい漢字と、ちょっと残念な言葉を読み込ませたら、ちょっと笑えるいい話をつくってくれるのです。

そのアプリとは、株式会社LearnMoreが開発した『かんじぃPT』

なんと漢字嫌いがなくなるアプリだとか。
学びたい漢字をいくつか入力することで、その学年に合わせた短いストーリーをつくってくれるので、「漢字を楽しく読む」ことができるようです。

一手間加えれば、人気作品の「スピンオフ」が楽しめる?

β版が無料で公開されているので、ヤスコもチャレンジしてみました。

『かんじぃPT』β版 https://kangpt-learnmore.com/(パスワードは「4」を入力)

学習者はひとまず小学6年生の設定にして、単語の入力窓にはこの学年で習う「穀」を使った「穀物」を入力。後は面白さを狙って、ウチの子どもが好きなアニメ『鬼滅の刃』の「竈門禰豆子」と、なんとなく「ちょびひげ」の3単語を入れてみました。

結果はこちら。

『かんじぃPT』β版 結果画面のキャプチャ

なんと、禰豆子が食べ物を通して成長している!
「ちょびひげ」なる人物は、鬼舞辻無惨の手下なのでしょうか。

次は、小学5年生が間違えやすい漢字9位の「逆」と、6年生が間違えやすい漢字6位の「蔵」を入れてみました(漢字は共にベネッセ調べ)。そして男の子にも興味を持ってもらえるように野球選手の「大谷翔平」ちょっと惜しい感じの「サードゴロ」を入力。

すると……

『かんじぃPT』β版 結果画面のキャプチャ

お地蔵さんとメジャーリーガ―の友情物語に!
握手をした二人の背後に、美しい夕日が見えるようです。

これなら漢字嫌いのウチの子も、「これ笑える~」と遊び感覚で取り組んでくれるかもしれません。

もちろん、これで突然漢字が書けるようになれるわけではありません。
しかし、子どもの興味と組み合わせれば、苦手意識克服の第一段階として「読む」というところにはすんなり入れそうです。

現在はあくまで補助的なものではありますが、生成AIを使った学習は、大人が触れても新鮮なものがあります。いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

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【第103回】5・6月からオープンスクールが「高校入試に効く」理由

みなさん、こんにちは!
ひさびさの行楽ムード満点のGW、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

お出かけ……といえば、受験生にとっては「オープンスクール」に行ってみるのも立派なお仕事。え、かなりこじつけですって?
いえいえ、これは今の時期からとても大事なことなんです(きりっ)

学校見学やオープンスクールは、夏休みがピークというイメージがありますが、早いところでは5、6月から始まっています。実はこれ、早く行けば行くほど受験に有利なんです。

現役高校生が入学前に参考にしたトップに

そもそもオープンスクールとは、文字通り「学校公開」のこと。

校舎内を見学して入試の説明を受けたり、在校生や部活動の雰囲気を肌で感じることもできます。学校によって「学校説明会」や「学校見学会」と呼んでいるところもありますが、現地を見て、説明を受けられるという点では同じだと考えていいでしょう。

学生服メーカーの「カンコー」が2021年に全国の高校生男女1099人に行った調査では、入学前の情報はこれら「学校説明会・オープンスクール」で手に入れたという生徒が53.8%と最も多かったのです。

このネット社会においても、「高校のホームページ」(50.6%)を上回り、さらにネットニュースやSNSを足しあげた17.5%よりもダントツに高い数値。
つまり、高校の現地から得られる情報はとっても多いということなんですね。

「この学校に通いたい!」と思えたら勝ち

オープンスクールは受験に有利と聞くと「高校側からの印象が良くなるの?」と考える人もいらっしゃると思いますが、もっと大事なことがあります。
それは「この学校に通いたい」と受験生本人のやる気がぐっとアップするということです。

先ほどの調べでは、高校選びで知りたい情報で多かったものとして、「通学方法や時間」や「進路(進学・就職)実績」はもちろんのこと、根強かったのは「学校生活や在校生の雰囲気」(47.6%)、「授業内容や学校行事」(43.9%)、「部活やクラブ活動」(43.2%)、「教育方針・校風」(42.7%)など、どんなスクールライフが送れるのかということ。

オープンスクールに行ってみたら部活の先輩が楽しそうだった、先生の雰囲気や話す内容に共感できた、制服がかわいい、校舎がきれいなど、「自分もここで高校生活を送ってみたい」と思えたら、自然と勉強にも身が入ります。

それは未来の具体的な自分の姿が想像できるからです。
どんな射撃の名手でも、的がちゃんと見えなければ狙ったところに当たらない。
それと似ています。

スタートダッシュが早ければ、学力の壁も越えられる

志望校は受験シーズン後半になればなるほど、現実の実力に合わせて絞り込まなくてはならなくなります。厳しい現実ですが、平たく言うと偏差値を落とすということですね。

しかし、早い時期であればまだ夢を描けます。

今の学力では難しそうなランクの学校でも、準備期間が長ければ充分学力を上げることは可能だからです。

オープンスクールは事前予約制のところも多いので、ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。
マスター本部でも、みなさんから志望校相談をお待ちしています!

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【第102回】新しい教科書に大谷翔平選手やYOASOBIが起用、一方で『はだしのゲン』は――。教材はどこまで時代に合わせるべき??

みなさん、こんにちは!ヤスコです。

日本中が沸きに沸いたWBCでしたが、新年度は学校の教科書も盛り上がっています。

各メディアによると、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、2024年度から使われる教科書に少なくとも10点以上は登板――、いや、登場するそうなんです!

三角形や「割合」が、野球の試合に役立っている

たとえば、東京書籍では小5の算数に、大谷選手のコラムを掲載しています。

「テストの点数はよくはありませんでしたが、算数は好きなほうでしたね

という内容から始まり、打つときの構え方を単純な三角形に置き換えて、
体重のかけ方や足の開き具合を考えていたと明かしています。

また、相手のバッターが撃つ打球の方向なども「割合」を使って計算しているなど、
野球人生に算数は活きているのだそうです。

これには勉強嫌いのスポーツ少年たちも、ぐっと心をつかまれるのではないでしょうか。

朝日新聞によると、この教科書の担当者は、

「子どもたちにも知名度の高い人に算数と自分の関わりを語ってもらうことで、
算数を学習する意義を見いだすきっかけとなれば」

と話しているそうです。

このほか各教科で、

著名なスポーツ選手や、史上最年少で六冠を達成した将棋の藤井聡太さんなども登場。

そして人気ユニット・YOASOBIの楽曲『群青』の歌詞は、高校の書道の教科書に起用されました。

「何回でも、ほら何回でも――」のあのフレーズが、
躍動感のある筆運び、しかも横書きでお手本となっています。

胸熱です。これはちょっとノートの裏に書きたくなっちゃうなぁ(蘇る学生気分:笑)。

実際、このように子どもたちの興味とリンクして、
共感を持ってもらうことが狙いなのだそうです。
時代に合わせて題材を変えていくことは、有効なのかもしれませんね。

時代にそぐわない作品は、削除していいのか?

しかし、逆にそれが原因で、賛否両論に分かれている教材もあります。

広島県広島市の教育委員会が、小学校で使われている平和教材から
漫画『はだしのゲン』を削除すると決めた件です。

そのことで、被爆者団体などからは

「この漫画は中沢啓治さんの実体験に基づいており、
子どもたちに戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えたいという想いにあふれている

と、削除を取りやめてほしいという反対の声が相次いでいるそうです。

削除を決めた理由としては、

『はだしのゲン』の漫画に出てくる「浪曲」や「コイを盗む」など生活のようすが、
もはや現代の子どもたちに合わず
、その説明をするだけで授業の時間が大幅に取られてしまう。
肝心な被ばくや平和を考えるための時間が持てない。

ということのようです。

その代わりとして、原爆で家族を失った女性の実体験を掲載するとのことでした。

なるほど……。

たしかに古い娯楽文化や食事情の描写は、
限られた授業時間の中で「効率的」に事実を伝えるのには向かないのかもしれませんね。

しかし、池のコイを盗まなくてはならないほど生活が困窮していたということですし、
戦争の背景として文化は切り離せないものであることも事実です。

そして、ヤスコも小学校1、2年生のころに初めてこの漫画を見たのですが、
幼心に理屈ではない戦争の恐ろしさや、
そして生きていくことの力強さを感じた記憶があります。

おそらく、中沢さんの想いの強さや作品の力なのだと思います。

教育委員会としては、学校の本棚などには引き続き『はだしのゲン』は残し、
学校教育から排除するという考えではないとのことでした。

ヤスコ個人的にも、子どもたちの目にこの作品が触れる機会は、確保してほしいと願っています。

人気スポーツ選手やミュージシャンなど、新しい題材の起用は学習に活気をもたらしてくれます。

しかし、単純に「子どもたちの認知度が高ければいい」と一言ではくくれない学校の教材事情。

あなたはどう考えますか?

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【第101回】<舞台裏トーク> マスターのコラム執筆でヤスコが大切にしていること

ふぅ~、今日はスウェット姿で失礼いたします。
え、見えてないから関係ないって?
はい、おっしゃる通り。いつも通りのヤスコです(笑)

ただ今回はめずらしく、このコラムがどう書かれているかという「舞台裏トーク」なんです。
おかげさまで101回目を迎えた、一区切りみたいなものですね。
なので、ちょっぴりリラックスモードでお伝えしたいと思います。

文章がもっとうまく書けるようになりたい方や、
伝わる記事やブログを書きたいと思っている方にとっても、
なんらかの参考になりましたら幸いです。

先日、とある保護者さんから
「文章を書くとどうしても固くなってしまう」という相談を受けました。

その方は普段、とても陽気な関西弁で話し、よく本も読まれて文章にも慣れ親しんでいます。
子どものための活動もされているのですが、広報としてSNSやブログを書くと、お役所の文言みたいに固くなってしまうそうなのです。

お話をよく聞くと、「誰かを傷つけないか心配」、「叩かれるのが怖い」……など、
どこか「完璧に書かなければ」という緊張もあるようでした。

そんなとき、ヤスコはよくこうお伝えします。

「文章は『手紙』です。
お友だちやご家族、会社の同僚など、
実際のお知り合いをひとり思い浮かべて、
その人に話しかけたり、手紙を書くつもりで
書いてみてください
と。

そうすることで、言葉づかいが自然と普段のやわらかいものになり、
思いやりのある文章が書けるんですよね。

また、読んだ人も自分に語りかけられているように感じ、
「伝わる」「刺さる」文章になるのです。

ついでにその保護者さんには、

ブログなどフランクな場では、
いっそのこと関西弁をたまに出しても
親しみを持たれますよ(笑)」

とお伝えしたところ、「文章を書くのがラクになりそう」と喜んでいらっしゃいました。

ヤスコもこのコラムを書くときには、毎回いろいろな方の顔を思い浮かべています。

小学生の男の子を持つ、ご近所のママA子さん、
行きつけの歯医者さんの娘さん(受験生)、
部活ざんまいだった中学生時代の自分、
お子さんが不登校だと言っていた元会社の上司
などなど。

『あの人』が読んで、役に立ったり、ほっとできるといいな」と。

そして、ひいては、「この人と同じ状況のみなさんにも喜んでもらえますように」と祈りながら、毎月せっせとお手紙を書いています。

これからも、ヤスコのコラムが、あなたのお役に立ちますように。

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【第100回】ミセスやすこが選ぶ! 今すぐ役立つ「勉強 “お宝”コラム」10選

みなさん、こんにちは!

最近、某フリマアプリで自宅の不用品を売りまくっているヤスコです。

あなたは何年ぐらいそのお家に住んでいますか? ウチはもう15年にもなるので、子ども服やらゲームソフトが相当たまっているんですよ。古いから使えないということはなく、むしろ「お宝」がいろいろ出てくるものなんですよね。

と、前フリが長くなりましたが……。

実はこのコラム、今日で第100回なんです!(祝)

毎月1回の更新で8年以上、ずいぶん長いこと書いてきました。これもみなさんが読んでくださったおかげです。ありがとうございます!

そんなお礼もかねて、今回は100個の膨大な記事の中から、ヤスコが厳選した「お宝」コラムをお届けいたします。

今日から使える、勉強に役立つ考え方や技が満載ですので、どうぞご覧になってくださいね。
では、さっそく行ってみましょう!

お子さんに勉強をしてほしいあなたへ
ラクして笑顔でその気にさせる、やる気アップ術

【第62回】
叱る言葉を変えるだけで、子どもが変わる!? 「怒りのコントロール法」と「言い換え術」(2019年12月2日)

「だらだらしてないで勉強しなさい!」「〇〇はもうやったの!?」など、子どもに対してイラッとしてしまったときに冷静になるコツを紹介。相手をポジティブに叱ることができる言いかえ例を使うだけでも、毎日が変わるかも!

【第40回】
家庭や職場ですぐ使える! アメフト部騒動から学ぶ「ペップトーク」の大切さ
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授業についていけないお子さんは、「前の学年で習った内容」から理解できず、つまずいてしまっていることも。そのつまずきポイントに戻って理解を促す「さかのぼり学習(戻り学習)」について解説しています。

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ある研究によると、脳は「最初の4時間」でごっそり約50%を忘れてしまうそう! そんな脳に「この情報は必要」と勘違いさせて記憶するための「時間の経過」に特化した暗記術を紹介しています。

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暗記は「才能」ではなく「技術」! 今日からできる記憶力アップ法
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プラス思考をするホルモンの代表格「βエンドルフィン」を味方につけて、楽しく「勉強中毒」になる方法とは? 簡単にできる実例も紹介していますので、効果も実感できそうです。

受験生のいるご家庭へ
保護者にもできる「食」のサポート

【第30回】
受験の追い込みシーズン! 突然の体調不良を避けるために、とっておきたい食事メニューとは?(2018年1月16日)

ある日用品メーカーの調査によると、学生が「受験本番中に一番心配だったこと」の第1位が「急な下痢」だそう。体にストレスをためないための成分や食材を一部まとめましたので参考にしてみてくださいね!

とはいえ、2月ですから・・・

【第76回】
校長先生からチョコのプレゼント!? バレンタインデーを活かした学校の取り組みあれこれ(2021年2月2日)

学校とは、勉強だけでなく、人とのコミュニケーションも学べる場所。バレンタインデーをきっかけに、ユニークな取り組みをしている学校を紹介します。季節がら、話の「ネタ」としてもお楽しみください。

以上、『ミセスやすこが選ぶ! 今すぐ役立つ「勉強 “お宝”コラム」10選でした。

これからも、みなさんがより楽しく学習に向かえるように、せっせとコラムをお届けしていきたいと思います。「こんなものが読みたい」というリクエストもお気軽に!

【第99回】これから文系の入試でも「数学」が必須に!?子どもの苦手意識をなくすため、家庭でできる3つの工夫

これから文系の入試でも「数学」が必須に!?
子どもの苦手意識をなくすため、家庭でできる3つの工夫

みなさん、新年あけましておめでとうございます!
今年の干支といえば、そう、ウサギ!

もふもふして愛らしいウサギですが、実はニンゲンの経済における「ある計算」について多大なる貢献をしているんです。いったい何だかわかりますか?

はい、正解は「人口の変動」や「経済成長」の予測

これは「フィボナッチ数列」といって、12世紀ごろにイタリアの数学者フィボナッチが発見した理論です。ベストセラー小説『ダ・ヴィンチ・コード』の中でもふれられていたので、記憶にある方もいらっしゃると思います。この考え方は、ウサギの子孫が増えていくようすを例に解説され、世界中に広まり、800年以上たった今でもその例が使われ続けています。

そんなわけで今回は、お子さんの進学に関わるかもしれない数学のお話です。

「数学が苦手なら、文系に進学」はもう古い??

ところでみなさんは、数学は得意ですか?ちょっと前までなら、「数学が苦手なら、文系の大学に行けばいいよね」という進学ルートが王道でしたが、これからはそういう逃げ道がなくなるかもしれないのです。

そんな近未来を予想しているのが、昨年12月21日の朝日新聞。

「大学の文系学部の入試で、数学を必須とする学校が増えている」というコラムです。
たとえば東洋大学の経済学部では、2021年度の一般入試から数学が必須の募集枠を設けて、22年度は約7割の一般入試入学者が数学を受けたそうです。

まぁ、確かにお金を扱う経済は、数学と切っても切り離せませんよね。実際、これまでも入学後には数学が関わる講義はあったようで、入試で数学必須枠を設けてから、入学後に数学を改めて学ぶ必要が減ったのと、数学が嫌で他の学部に逃げてしまう学生が減ったそうです。つまり、中学・高校で数学をきちんと身に着けたおかげで、「大学でしか学べないこと」に力を注ぐことができたのですね。

ちなみにその昔、ヤスコも文系の大学でした。「アートに数学はいらないでしょ」と入学前にタカをくくっていたら、実際はカメラの構造や光の屈折、フィルムや印画紙(懐かしい!)の化学反応など、数学や理系の知識が必須でして、友人たちと「詐欺だ~」と泣きながら三角関数の公式を勉強した覚えがあります……(遠い目)

なので、経済学部に限らず、数学と関わる分野の裾野は広いということ。

朝日新聞では、「大学教育の文理融合の促進」などから、全国の大学にこういった動きが広がっていると報告されていました。

子どもの苦手意識をなくすために、保護者ができること

ということは、数学が苦手になると、これまで以上に進学にダメージがあるということかもしれません。子どもたちに少しでも数学を好きになってほしい……いや、せめて嫌いにならないでほしい……。

そのために学校では先生にもがんばってもらうとして、家庭では何ができるでしょうか。

ある教育関係のサイトには、

  • 保護者の数学(算数)に対する考えを子どもに押し付けない
  • 子どもが自分で判断することに、自信を持たせてあげる
  • (自宅学習などでも)解答の速さを求めない

などが挙げられていました。

保護者が数学(算数)を習っていたころと、今の子が受けている授業は変わっているところもあるので、「昔は昔、今は今」と切り離して子どもの勉強を見守ってあげる。そして、もし可能であれば保護者自身も「何が違いはあるのかな?」などと好奇心を持って、一緒に教科書をのぞいてみるのも親子でいい刺激になりそうです。

まずは新年一発目に、冒頭のフィボナッチ数列の話題をお子さんに振ってみてはいかがでしょうか。そこから「じゃあ、どうやってウサギは増えているの?」や「フィボナッチってどんな人?」など疑問が出てくればしめたもの。楽しい数学への扉は、そんなところから開いていくのかもしれません。

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【第98回】都立高入試、初のスピーキングテストで懸念される「逆転現象」とは?

都立高入試、
初のスピーキングテストで懸念される「逆転現象」とは?

みなさん、こんにちは! ヤスコです。

先月末は、都立高校の入試で初めて行われたスピーキングテストが、現役教師から中止を求められるなど物議を醸しましたね。もしかしたら全国に波及するかもしれないこのテスト。今後のためにも「そもそも何が問題だったのか?」などをまとめておきたいと思います!

スピーキングテストは、どう入試に活かされるの?

まずヤスコが気になったのは、11月27日というテストの実施日。都立高校の出願受け付けは推薦でも年明けの1月スタートなので、ずいぶん早いなぁという印象でした。

実は、東京都教育委員会が作成した資料によると、このテストは「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」と呼ばれ、学力検査そのものではないようです。来年2月に行われる学力検査の得点と調査書点に、スピーキングテストの結果を加えて総合得点として算出。合否判定に活かされるそうです。

東京都教育委員会が作成した資料
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/speaking_esat-j.html

テストの実施方法は、会場で受験生たちがタブレットに出された問題に対して、英語を話して録音していくというもの。運営を請け負っているのは、通信教育大手「ベネッセコーポレーション」。音声データは英語を公用語の一つとするフィリピンに送られ、現地のスタッフが採点するという流れです。

ヤスコは英語の勉強で、たくさんのフィリピンの先生に授業を受けましたが、どの先生もわかりやすい発音で、ヤスコのカタカナ英語もかなり理解してくれました。日本人の英語とも親和性が高いように思います。なので、その辺りは安心していたのですが……。課題は別のところにありました。

テストを受けられなかったら、他人の点数がつけられてしまう!?

では、どこが問題なのでしょう?

実施前からデモが起きるほど心配されていたのが、体調不良などで当日テストを受けられなかった生徒の扱い。なんと「別日にテスト」ではなく、テストを受けないまま「同じレベルの受験生の点数が、自動的に加点される」仕組みになっているのです。

「同じレベル」とは、リーディングやライティングなど英語の学力検査の得点のこと。つまり簡単に言うと、たとえば「読み書きは得意だけど、話すのが苦手……」という生徒Aは、能力以上の点数をもらえることになります。逆に「読み書きは苦手だから、話すことで得点を稼ぐぞ!」という生徒Bは、能力以下の点数をつけられて損をしてしまいます。

この生徒A・Bの学力が同じくらいだった場合、テストを受けられなかったことで「得点が逆転」してしまう可能性があるわけです。

また、Twitterなどでは「隣の人の声が聞こえるので、カンニングに近いこともできてしまう」「周りがうるさいと、声の小さい人は不利だ」「タブレットで録音するタイミングがずれてしまって、きちんと回答できたのか不安だった」という声も上がっていました。
(まぁ、この辺りはSNSの投稿ということで参考までに、ですが)

それ以外にも、「複数の人間が採点するので、基準にブレが出る可能性がある」ことも懸念されていました。ちなみに、公開模擬試験「Wもぎ」を運営する新教育研究協会と提携している「アイード」社によれば、お隣の中国ではスピーキングテストの採点にはAIを組み合わせており、人のみが採点することはないそうです。

今回の日本のスピーキングテストでは、都内公立中学校の3年生、約6万9000人が受験したとか。

たとえ行政や教育員会は「試験的に」導入したシステムかもしれませんが、受験生にとっては人生がかかっているともいえます。ここは慎重に行ってほしいですね。

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