【第7回】冬から増える「進路の悩み」への処方箋

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第7回 冬から増える「進路の悩み」への処方箋

まだまだ寒い日が続きますね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
冬はもっぱらインドア派のヤスコママです。

今回のテーマは、青春の悩み「進路」。
コタツの中で、アンジェラ・アキの名曲『手紙 ~ 拝啓 十五の君へ』を聴きながら、ニュースを読んでいたらこんな記事を見つけました。『中2になって増えるのは 進路の悩みが最多』(2017年1月11日「教育新聞」)。特に、3年への進級を目前とした冬ごろから増えるようです。高校受験といえば、子どもたちにとって最初となる人生の選択。あれこれ悩むのも当然ですよね。みなさんは、いかがだったでしょうか?

ヤスコの高校受験は――、恥ずかしながらマンガに影響されました。親御さん世代ならハマった方も多いはず、1980年代に爆発的な人気を誇った『タッチ』です。高校野球を舞台にした青春&恋愛ストーリーなのですが、それを見てどういうわけか「わたしは高校でブラスバンド部に入って、甲子園で野球部を応援する!」と決め込んじゃったんですね。結局、受験は成功したものの、運命のいたずらで入学したのは野球「弱小」校。ブラスバンド部で演奏に身を捧げつつも、「ユニフォーム姿の素敵な彼」とは一切縁のない高校3年間でした。その反動で文化部のメガネ男子に恋……。それもまた懐かしい思い出です。

まぁ、これはレアケースかもしれませんが、多くのお子さんにとって進路選択は「自分の好きなこと」「将来の職業」を考えるキッカケになるはずです。中には、「進学」と「就職」を天秤にかけて悩むご家庭もあるでしょう。でも、思春期まっただ中のお子さんとしては、本心をなかなか親に打ち明けづらかったりして……。(実はウチの息子もそんなオーラを漂わせているんですよ。親の勘ですが)

■ネットで簡単、中学生向けの適職診断

そんなとき、昔と違って便利だなぁと思うのが、インターネットの存在です。今って、ネットの検索窓に「中学 進路 診断」などと入力するだけで、中学生向けの適職診断が多数ヒットするんですね。ほとんどが無料です。設問は、性格や潜在能力、やる気や生きがいの分野などにわけて各20~30問ほど。診断結果には、向いていると思われる職業リスト、具体的な仕事内容ややりがい、その職業に就くために必要な道のりなどが、とてもわかりやすく示してあります。

設問数のボリュームや解説文章の難易度は、サイトによって違います。いくつかのぞいてみた中で、お子さんに合った診断をすすめてあげると、取りかかりやすいかもしれません。

■身近な「お兄さん」「お姉さん」を活用しよう

とはいえ、ヤスコは心配です。反抗期の我が子が、親がすすめる診断なんて素直にやってくれるのだろうか??ってね。家庭によって事情は異なるでしょうが、ウチは危険かも(笑) むしろ「オトナの口車には乗らないぜ」と、あまのじゃくが発動する可能性も大いにあり得ます。

もし年の離れたお兄ちゃんやお姉ちゃんがいれば、それとなくすすめてもらえるように頼めるのですが……。

考えた結果、ウチに来てくれている家庭教師のSくんにこっそりお願いしちゃいました! 彼なら面白いゲームを紹介する感覚で、息子にすすめてくれるはず。そして、息子から結果を聞きだして、おすすめの高校情報まで教えてもらえたら、まさに一石二鳥。母は口を出すのを我慢して、影からこっそり見守ることにいたしました。頼んだよ、Sくん!

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