【第65回】長期休校をどう乗り切る?学習に使える無料のネットサービスとは

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長期休校をどう乗り切る?学習に使える無料のネットサービスとは

新型コロナウイルスの拡大をくい止めるために、3月2日から春休みに入るまで、小中学校や高校の臨時休校がはじまりましたね。

親としては受け入れがたい気持ちもあるかもしれませんが・・・。始まってしまった以上は、仕事やスケジュールを調整しながら、なんとか対応していくしかないですよね(泣)

お子さんの家での過ごし方については、インターネットも頼りになりそうです。ここではヤスコが気になったサービスを2つほど紹介したいと思います。

無料で特別開放された「学習コンテンツ」

休校支援措置として、教育関係の事業者なども「教材の無償提供」をスタートさせています。

たとえば、「学研メディカルサポート」は、感染予防特別コンテンツとして2020年3月31日(火)まで、東京医療保健大学大学院の教授(当時)が監修した手洗い・消毒などのチェック動画を配信しています。

ほかにも、オンライン学習塾や通信制の高校が、通常は有料の授業動画を無料公開するそうです。これらは基本的に、学校や教育機関向けに提供されるものですが、個人で使うために探してみるのもいいかもしれません。

ただし、これらのコンテンツは個別の質問に答えてくれるものではありません。学校から配られる学習プリントも同じですが、やはりお子さんのペースに合わせて教えてくれる家庭教師と併用するのがよさそうですね。家庭教師なら自宅にいながら勉強できるので、存分に活用していきましょう。

Zoomの学校提供で、いつもの授業がオンラインで受けられる!?

オンラインで会議やセミナーを行うためのサービス「Zoom」が3月1日、休校した学校でも遠隔授業ができるように、ビデオ会議サービスを無料で提供することを発表しました。

このサービスは、一対一のビデオ通話とちがい、参加者の映像をすべて表示することができます。最大500人規模のセミナーの可能なので、学校の授業なら充分に対応できますね。

また、パソコン以外にスマートフォンで参加できるのも利点。急な休校宣言に民間企業がすさまじいスピードで対応していっているので、早い段階から「学校の授業がふつうに受けられた」ということもありそうです。

専業主婦や在宅勤務の家庭は「逆に」注意

また、休校について特に慌てているのは、共働きなど「保護者が日中家にいない」ご家庭だと思いますが・・・。朝日新聞のサイト「EduA(エデュア)」では、むしろ専業主婦や在宅勤務など「いつも親が家にいる」ご家庭にも注意が必要だという記事がありました。

教育専門家の小川大介さんによると、
「子どもとの時間が長くなりすぎると、ストレスが増えやすい。一日中つきっきりになってはお互いによくないので、一日の過ごし方を話し合って決めておくとよい。子どもに委ねる時間帯と、親が関わる時間帯を決めておけば、余計な口出しを防げる」
とのことでした。

お子さんと行動のルールを決めるなどして、工夫しながらなんとか乗り切っていきましょう!

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