【第87回】子育て世代必見! 2022年に新発見をくれる、注目の「スクール映画」を紹介

第87回話題のトピックス


子育て世代必見!
2022年に新発見をくれる、注目の「スクール映画」を紹介

みなさん、明けましておめでとうございます!
2022年も、お子さんをお持ちのみなさんの暮らしが、ちょっとでも楽しく、前向きに進んでいけるようなニュースをお届けしたいと思っていますので、どうぞお付き合いくださいね。

さて本日は、今年公開予定の「学校」がテーマの映画をご紹介! いやー、子育て世代としては、身につまされたり、新しい発見に胸を躍らされたりして、気になることこの上ないんですよね。

宿題もテストもない、先生もいない「日本一自由な学校」

まず2月に公開が予定されているのは、“日本一自由な学校”と呼ばれる「きのくに子どもの村学園」を舞台としたドキュメンタリー映画『夢みる小学校』(オオタヴィン監督)。和歌山県山奥にある「きのくに子どもの村学園」には、宿題もテストもなく、「先生」もいません。

「夢みる小学校」公式サイトより

学園内には、小学校と中学校がありますが、小学校の授業の大半は「プロジェクト」と呼ばれる時間。子どもたちは自分の意志で「劇団」や「工務店」、「料理店」、「ファーム」、「クラフト館」などを選択して、全学年がごちゃまぜになって教え、教わりながら1つのものを作っていきます。

ヤスコは、別のドキュメンタリーでこの学校を知りました。ツリーハウスをつくる「工務店」のプロジェクトで、ハウスの面積を求める際に算数の公式が活躍していたのを見て、なるほど!と納得。子どもたちの「なんで勉強しなきゃいけないの?」という、ありがちな疑問を一瞬にして吹き飛ばしてくれる感動がありました。

教員は存在しますが、彼らは「先生」ではなく、「〇〇さん」などの名前やニックネームで呼ばれます。学校のルールを決める全校ミーティングでも、投票の際は生徒と同じ「1票」の扱い。予告映像も見ているだけでこちらまで楽しくなっていまいますが、これらの教育方針が子どもたちに与える影響についても、専門家がしっかり解説。とても中身の濃い90分になりそうです。

「あした、授業参観いくから」という、台詞の奥深さ

今月1月から全国的に公開される短編映画『あした、授業参観いくから。』(安田真奈監督)は、作品の構成がユニーク

「あした、授業参観いくから。」公式サイトより

「あした、授業参観いくから」。そう親から言われたとき、子どもの心にはどう響くでしょう。同じ1つセリフが、家庭環境や親子の関係性によって、まったく違う響きをもってくることを5つの家族を通じて描いています。
両親が共働きでいつもは授業参観に来てもらえないA子、母を亡くしたけれど明るく前向きなB子、だらしない親の代わりに家事をしているC子、乱暴な父におびえるD男……。小学生時代を思い返せば、「学校」という自分のもう一つの居場所に、親が来るというのは恥ずかしいような、でも見てもらいたいような奇妙な気持ちになったものです。それが「思春期」となって、どのような家族模様を浮き彫りにするのか、世代を超えた普遍的なドラマがそこにはありそうです。

映画を入口にして、子供の教育についてちょっと振り返ってみる、というのもたまにはいいかも。まぁそんなわけで、今年も息抜きしながら「親ライフ」も楽しんでいきましょう!
※映画の公開は予告なく変更になる場合があります。詳しくは作品や劇場の公式サイトをご覧ください

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