【第51回】復習のタイムリミットは「4時間」と「1カ月」!? テストに出る 単語を1つでも多く暗記するコツとは?

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【第51回】復習のタイムリミットは「4時間」と「1カ月」!? テストに出る単語を1つでも多く暗記するコツとは?

みなさん、こんにちは!
もう12月ですね、毎年一年の早さに驚きっぱなしのヤスコです。

受験生のお子さんは、追い込みに入っているころですね。
テストで1点でもアップさせたい。そんなときに味方につけたいのが「暗記力」。
今日は、とある脳研究者さんのお話から、1つでも多くの単語や公式を覚えて得点アップにつなげるためのコツをシェアしていきたいと思います!

■単語を忘れる速度は、成績のよい子も悪い子も同じ

脳研究者である東京大学薬学部教授の池谷裕二(いけがや・ゆうじ)先生は、コピーライターの糸井重里さんとの共著『海馬―脳は疲れない』(新潮文庫)が累計30万部を越えるベストセラーとなったことでも知られています。
そんな池谷先生が、とある教育サイトのインタビューで驚くべき事実を公表していました。
それは「単語を忘れる速度は、人によってほとんど違いがない(!)」ということ。つまり、テストでよい点が取れる子も、そうでない子も「忘れる」という条件においては同じだそうです。そして、忘れる速度は一定ではなく、最初の4時間でごっそり約50%を忘れ、その後の記憶はゆるやかに失われていくとか。グラフにすると反比例のようなカーブを描いているので、専門的には「忘却曲線」と呼ばれるそうです。

■脳に「この情報は必要」と勘違いさせるには?

では、暗記力の差はどこで生まれてくるのでしょう? それは「復習」です。
実は、忘れたように思える単語も、完全に脳から消去されてしまったわけではないそう。
脳を巨大な本棚にたとえると、「本はあるのだけど、どこにあるのか分からず取り出せない状態」。だから、くり返し覚え直してテストをすると、最初に比べて2回目の方が確実に忘れづらくなるそうです。「復習」ってとても大切なんですね。
しかし、記憶を定着させるにはタイムリミットがあります。脳で新しい情報を記憶する「海馬(かいば)」は、1カ月かけて情報を整理するとされています。そして、「生きるために必要な情報」は残され、「必要でない情報」は捨てられてしまうのです。なので、この1カ月の間に何度もノートに書き写したり、声に出して読んだりして「この情報は生きるために必要なのでは?」と海馬に錯覚させるのがコツとなるわけです。

■空腹時には、記憶力をアップするホルモンが分泌される

また、脳に「必要な情報」な情報として認識してもらうためには、読んだり書き写したりという「入力」の回数とともに、単語テストなどの「出力」の回数も関わってくるとか。
新しく授業で習った単語や内容は、1カ月間をめどに復習&確認テストをくり返すことで「忘れない」状態を作り出せるということですね。そして入試の過去問などで不正解だった問題は、4時間以内に1度は読み返しておくと、忘却を防いでくれそうです。
また、空腹時に分泌されるホルモンは海馬を刺激し、記憶力がアップするそうです。そういう意味では「食後に1時間ゆっくり勉強」より「(お腹は空いてツラいけど)食前に1時間がんばって勉強!」ほうが効果が期待できるかもしれません。

受験勉強は、短い時間で効率的に進めていきたいもの。脳のメカニズムを上手に利用して、一般入試までの3カ月をみんなで乗り切りましょう!

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