日別アーカイブ: 2017年4月5日

【第12回】ミセスやすこの「話題のトピックス“3分”つまみ食い」【新学期、オトナの本棚に「あえて」置きたい一冊】

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第12回 新学期、オトナの本棚に「あえて」置きたい一冊

突然ですが、みなさんは子どものころ「親の本棚」ってすごく気になりませんでしたか?

やすこは中学生になると、親がいないときを見計らってリビングの本棚をこっそり漁っていました。衝撃を受けたのは、『課長 島耕作』でおなじみ、弘兼憲史先生が作画したマンガ『人間交差点』。任侠&夜の世界のストーリーが中心で、十代前半の女子にはかなり“オトナ”な内容でした(笑) 他にも、『漢方で〇〇が治る!』とか『〇〇氏おすすめのハードボイルド映画』など、読むことはありませんでしたが背表紙だけは記憶にあります。子どもって見ていないようで、結構見ているんですよね、きっと。

だから親になった今、子どもの目にふれる可能性のある本棚には気を配りたいと思っています。今日はそんなスペースに「あえて」置きたい本の話です。

■月ごとに、いじめへ対処法を教えてくれる本

今年の1月、小学館から『いじめから脱出しよう!』という本が発売されました。この本のすごいところは、新学期の4月から始まり、月ごとに「いじめ」から逃れる対処法を教えてくれる点です。

朝日新聞が運営する「withnews」(3月31日記事)によると、著者の玉聞伸啓(たまきのぶひろ)さんは市の職員をするかたわら、インターネットでいじめの相談を受けているそうです。これまでにいじめに悩む人や家族ら60万以上が訪問。ご自身も、小学生時代には「いじめる側」、中学生時代は「いじめられる側」、両方を経験されています。

書籍の紹介文には、こう書いてあります。
――いじめには「よくある型」があります。学校生活の4月から3月までの、同じクラスで過ごす1年間、人間関係が変化していくとともに、その「いじめの型」がさまざまな形で現れてきます。(小学館ホームページより)

確かに、クラス替えや進学したばかりの4月は、クラスメイトと新たな関係を作り上げる時期ですし、2学期、3学期と進むにつれて、仲のいいグループも固定化されてきますよね。

だから、4月はいじめる・いじめられる関係性や、気まずい相手との仲をリセットできる好機なのです。この時期に嫌がらせの手紙をもらったり、「あれ、もしかして?」不安が芽生えたときの対処法として、玉聞さんは次のようなアドバイスをしています、あまり気にせず周囲の友だちと「もっと」仲良くしたり、友だちがいない場合でも「誰でもいい」「天気の話でもいいから」近くにいる子とたくさん会話をすること。いじめっ子はそれを見ると、「アイツには仲のいい友だち(味方)がいる」と勘違いして手が出しづらくなるそうです。

■子どもはなかなか言い出せないから…

「今日から実践できる」「すぐに使える」サバイバル術がつまったハンドブック。なぜそれをあえて親の本棚に置いておくのかというと、子どもが人知れず悩んでいるとき、本の存在を思い出して読んでほしいからです。本当は親が気づいてあげたいし、娘や息子からも相談してほしいけど、子どもが親に助けを求めるのって「最後の手段」のような気がするんですよね。切ないですけど。

そもそも、自分が「いじめられている」と認めるのは、かなり辛いことです。だから、子どもの目につくように本棚に待機させておく。まだ私(親)には相談できなくても、こっそり取り出して開いてほしい。間接的ではあるけど、やすこが子どもたちにつくってあげられる逃げ道の一つです。

もしくは、「もしものときのお守りに」と本人に直接渡してあげてもいいかもしれませんね。その場合は、新学年の始まる4月が一番自然なように思います。「ウチの子に限って」ではなく、ニュートラルな視点で考えてあげたいものです。

本当は、いじめ自体がなくなるのが一番いいんですけどね!

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