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【第21回】オトナもハマる! 無料で遊べるプログラミング教材が面白い

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第21回 オトナもハマる! 無料で遊べるプログラミング教材が面白い

皆さんこんにちは、ヤスコです。
今年の夏は、ちょっと家電量販店に異変がありませんでしたか?

そう、なんだか「ロボット」が増えている!

ヤスコ行きつけのお店には、人工知能のペッパーやおしゃべり人形のほか、プログラミングで自由に動くロボットやドローンが、何種類も陳列されていました。
以前のコラムでもお話した、「2020年には小学校からプログラミング教育が必修になる」という流れをメーカーが受けているのでしょうね。自由研究のグッズとして売り出している商品もいくつかありました。

ところでみなさんは、プログラミングをしたことがありますか?

ヤスコはまったく触ったことがなくて……お恥ずかしながら、「真っ黒な画面に、ひたすら英語と謎の記号を打ち込む」という姿を想像しておりました。でも、子ども用の学習キットは、まったく違うんですね。かわいい上に操作がとっても簡単そうなんです! おまけにゲーム感覚でとっても楽しそう。

それがなんと無料で体験できる、いや、「遊べる」サービスを発見しましたよ。

■日本語のブロックをつなげていくだけで、ロボットが指示通りに動く

今年、いくつかのニュースで取り上げられていたのが「プログル」。パソコン画面上のロボットに好きな言葉をしゃべらせたり、ロボットを走らせて自由に図形を描いたりすることができます。

実はこれ、一般社団法人みんなのコードという団体が、日本の学校の先生のために提供しているサービスなんですが、知識がまったくない人でも直感で楽しく遊べるんです。
「前に進む」「ジャンプする」など日本語で書かれたブロックをドラック&ドロップでつなげていくだけで、連続した動きを自由につくることができます。

しかも、無料で登録不要。アプリをインストールする必要もなく、ホームページでそのまま遊ぶことができるんです。これは「すべての子どもたちがプログラミングを楽しめるように」という、この団体のモット―によるものなんでしょうね。とてもありがたいお話です。

ヤスコは、ロボットに図形を描かせる「多角形コース」というのにトライしてみました。次にイラスト付きで実況しますね。

■「星」1つ書くだけで、こんなにエキサイティング!

最初は操作に慣れるためのモードがいくつかありますが、そこを終えると自由なプログラムが組めます。何もガイドラインのないスペースに、自由に図形を書いていいとのことだったので、簡単そうな「☆(星)」の一筆描きにチャレンジ。

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しかしこれが、なんと頭を使うことか!
小学5、6年生が対象と書いてありましたが、中高生でも大人でも……充分手ごたえがありそうです。

だって、イラストではわかりやすくするために星の形を書きましたが、実際はガイドの線は一切ないんですよ。勝手に星の形を想像し、こちらに背を向けているロボットにその線の上をどう通らせるか考える。そこからなんです。

とりあえず、左下の頂点から書き始めてみましょうか。

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左下の頂点に向かわせるために、ロボットの向きを左に変えます。
このイラストは、左がロボットの実際の動き、右がヤスコが実際に使った命令を表しています。定型の命令文がいくつかあり、白い枠の数字を変更することでロボットの角度や進む距離が変わります。

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「ぴょん」と、前にジャンプさせます。これで、ようやくスタートライン。
では、一番上の頂点に向かって「線」を引いてみましょう。

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ロボットの顔を、一番上の頂点に向けてあげるのですが……指示の角度が「星型の内角(36度)」じゃないところに注意。実際にやってみるとわかりますが、ここの角度を間違えると星が傾いたまま仕上がってしまいます。ヤスコは何度も失敗…。

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前へ進め! ついに、記念すべき「最初の線」が引けました!!
ここまで来るのに長かった……ちょっと感動です(笑)

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なんとなく、わかってきたでしょうか?
次は、右下の頂点に向かいましょう。お馴染みの方向転換。

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ここまで来たら、あとは簡単。方向転換と前進の手順を繰り返すだけです。

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以上の「命令」を繋ぎ合わせ「実行ボタン」を押すと、パッパッパッとロボットが機敏に動いて、図形が完成します。これはかなり感動しますよ!

と同時に、プログラミングの原点にふれたことに感慨深くもなります。たった8ビットで動いていた「初代ファミコン」の敵たちや(スーパーマリオのクッパ大王やドンキーコングなど)、最新お掃除ロボットのルンバも、きっとこんな命令の積み重ねで動いていたのか……なんて。

このゲーム(本来は教材ですが)の肝は、プログラムのタイトル通り「多角形の角度」を理解していないとできません。でも遊びだと思うと、意地になって(笑)計算できてしまうんですよね。それは子どもたちも同じようです。一緒にミッションを解く感覚で、やってみたいですね。

今回は無料のサービス「プログル」を紹介しましたが、市販の教材もたくさん出ています。ドローン型のものは、お父さんのほうがハマってしまうこともあるとか。

ぜひ楽しんでみてくださいね!

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【第1回】はじめまして、「ヤスコ」です
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【第19回】受験生応援!「集中力」が発揮できる室温って、いったい何度?
【第20回】夏休みの時間の使い方……ウチの子は「ブラック部活」に通ってるの!?
【第21回】オトナもハマる! 無料で遊べるプログラミング教材が面白い
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2017年夏期講習会先行レポート!

2017年8月7日(月)~9日(水)にマスター特別夏期講習会を実施してまいりました!

今回の講習会は総勉強時間25時間の大ボリュームの講習会!
マスター自慢の講師陣がみんなの勉強・苦手をサポート★
学校では教えてくれない単元の大事なポイントも教えきました。
本当に朝から晩まで勉強尽くしの三日間、休憩時間には生徒さん同士の楽しそうな笑顔も見られ、
かなり充実した講習会になりました。

今日はそんなみんなの様子をブログにて先行レポートしていきます!

★授業★

マスター講習会では、マスター自慢の講師陣がみんなの特に苦手にしやすい数学と英語の2教科を徹底的に指導!
学校の先生が教えてくれないようなつまづきポイントも詳しく教えちゃいます。
生徒と先生の距離も近いので、気になったことはすぐに質問できる環境が人気の理由の一つです。

★テスト★

講習会の始めと終わりにはチャレンジテストと修了テストを実施。
講師陣は最初のテストで今の生徒たちの苦手を把握し、今後の授業に活かしていきます。
最終日には修了テストで3日間講習会で学んだ成果を出し切ります。

★ランチタイム★

ランチタイムは束の間の休息タイム。講習会で初めて会った子ともここでぐっと距離が縮まります♪
また、先生たちが会話を盛り上げるので、一人で来た子も楽しくご飯が食べられます♪

★表彰式・解散式★

講習会の最後には表彰式・解散式で、3日間頑張った生徒たちをたたえます。
特に優秀だった生徒・頑張った生徒には表彰状が送られました。

長いようであっという間だった3日間。
みんな朝から晩まで本当にたくさん勉強して頑張りました。
3年生は部活なども終わりこれから受験本番に向けて、心身共に切り替えていく大事な時期になります。
この合宿で学んだことを忘れずに頑張ってね^^
マスタースタッフ一同いつもみんなの勉強を応援しているよ!

また詳しいレポートは後日講習会ページにUPするのでお楽しみに★

【第20回】夏休みの時間の使い方……ウチの子は「ブラック部活」に通ってるの!?

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第20回 夏休みの時間の使い方……ウチの子は「ブラック部活」に通ってるの!?

みなさん、こんにちは!
最近は、冷房のきいた部屋でテレビばかり見ているヤスコです。

8月は甲子園野球のシーズンでもありますね。
球児たちの光る汗と隠されたドラマーー。
野球に詳しくなくても、ひいきの選手を見つけると、つい熱くなって声援を送ってしまいます。あくまで家の中で、ですが(笑)

さて、今日は「ブラック部活」の話です。

いえいえ、決して熱心な部活を否定するわけじゃありません。ニュースなどでご存知の方もいらっしゃると思いますが、数ある部活動のうち、長時間拘束される部活動が「ブラック部活」と呼ばれて見直しの対象となっています。勉強や受験に支障が出ると心配の方も多いのではないでしょうか?

でもそれは、お子さんに限った話ではないのです。

■実は、先生の家族も困っていた

実はヤスコ、先日ネットのニュースで衝撃的な言葉を見つけてしまいました。

「部活未亡人」――です。

名古屋大学の准教授である内田良さんの記事だったのですが、夫(教員)が部活の指導に時間を奪われ、まるで夫がいないかのような状況に追い込まれた妻のことを指すそうです。「せっかく子どもを授かったのに、ベビー用品を一緒に見に行く時間もない」「夫は毎朝6時に家を出て、夜中に帰ってくる。休日もない。心労がたたって心療内科に通うことになった。妻である自分もまいってしまいそうだ」など、かなり深刻な訴えが寄せられているそうです。

子どもを大事にするはずの先生が、自分の子どもをきちんと愛してあげられる環境にないんですね……。それだけではなく、準備不足の状態で日々の授業をこなすことにもあり、授業が「手抜き」なってしまうこともあると言います。うーん、それは困った!

そこで、文部科学省とスポーツ庁は、今年1月、先生にも休養日を設けるように全国の教育委員会に通知したそうです。愛知県などでは今年度までに、残業が月80時間を超える教員をゼロにすべく、対策をしているとか。

さらに4月からは「部活動指導員」として外部のコーチを雇用できるようになりました。顧問教師以外のコーチが、単独で指導や引率することも可能。これには予算が必要ですが、全国でこの取り組みが広がることが期待されています。

■計画は一人で立てるより、誰かと一緒に立てると効果倍増

残念ながら、部活と勉強を両立させる「万全の方法」は存在しませんが、「自分に合った学習計画(または宿題の計画)」を立てることは重要なようです。特に運動部の子は体力的な消耗も激しいので、「比較的疲れていない時間帯にがんばって勉強を進める、でもそれ以外は無理をしない」などの工夫が必要です。

……なんて、偉そうに言っていますが、いざ自分の計画となると簡単に破ってしまうんですよね(汗) ダイエットのために体育館のジムに通うことなどは、暑いのを言い訳にずいぶん反故にしたままです。たぶん、一人で決めて一人で実行するせいでしょう。

だから、計画を誰かと立てれば、実行の確率はかなり伸びるはず。せっかく子どもが一生懸命やっている部活動だから、ヤスコもできるだけ笑顔で見守ってあげたい! 夏休み中こそ、「実行可能な」勉強スケジュールを立てられるように(利用されている方は)家庭教師の力を借りるときです。ぜひ相談してみてくださいね!

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【第1回】はじめまして、「ヤスコ」です
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【第3回】オリンピックを境に「学校の授業」も変わる!?(後編)
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